ウルトラマラソン

250kmを快走|脂肪燃焼ランによる補給の変化

2020年8月31日

こんにちは。
ランニングショップHolosの小谷です。

今日は私が脂肪燃焼体質の肉体改造に成功したことでウルトラレース中の補給がどのように変わったのかについてご紹介します。

まずは補給の内容(何を摂取するか)については変化ありません。
補給で重要なことは第一に糖質・水分・電解質を必要量しっかり摂取することです。
次いでカフェインで持久力アップ、エネルギー代謝を促すためのビタミン・ミネラルを摂取します。

重要な変化は糖質の補給量が半減させられたことです。

以前は24時間走で250kmを走る場合は1時間あたり60~70gの糖質補給を目標にしていました。
実際には徐々に胃腸の調子が悪くなり目標の量を摂取できることはありませんが、これに近い量を食べられた時ほど結果は良かったです。

つまり、私にとってウルトラマラソンとは「絶対にガス欠状態になっているので、いかにトラブルなく多くを食べ続けられるかの勝負だった」ということができます。
(ちなみに1時間に60gとはバナナを20分に1本のペースで食べる量に相当します。
それを走りながら24時間継続するなんて普通はできません)

しかし、脂肪燃焼ランニングができるようになると勝負のルールが変わります。
2018年の神宮外苑24時間走では255kmを快走しましたが、このときは1時間当たり30~35gの糖質補給でした。
1時間に1本アスリチューンのジェルを飲み、経口補水パウダーを溶かしたドリンクを飲んでいれば足りる量です。
ドリンクをココアなど甘いものに時々すれば貯金ができるくらいです。

この量の糖質なら最後まで摂取し続けることができ、ガス欠や胃腸障害の苦しさから解放されます
「脂肪を使って走れれば、こんなに楽に24時間走れるんだ!」という驚きは今でも忘れられません。

また、胃薬を使わなくて良くなったことも変化です。
個人的にはあまり薬を使いたくないので、これも嬉しいポイントです。

水分、電解質、カフェイン、ビタミン・ミネラルの摂取に関しては変化なしです。

以上は私の24時間走の例ですが、一般の方の100kmマラソンでも同様に「少ない補給で走れること」のメリットは大きいでしょう。
体の機能を消化吸収に割かずに100%走ることに使えるのでパフォーマンスもアップします。

▼小谷の24時間走補給まとめ

成分 働き 商品の例など
糖質 走り続けるためのエネルギー源。 60~70g/hr → 30~35g/hr
アスリチューン(ジェル)
ココア、オレンジジュース、リンゴジュースなどドリンクからも補給
おかゆ、カップ麺、コーンポタージュなども少々(気分転換用)。固形物を食べる前は消化の為にCAEを4粒
水分・電解質 汗で喪失する分を補う。
体の正常な機能を維持するために必要。
経口補水パウダー(ダブルエイドorエブリサポート)を溶かしたドリンク。
800~1000ccに3袋(塩分約3g)を溶かして作っている。これが電解質補給のメイン。
干し梅、オレンジジュース、味噌汁
カフェイン 持久力アップ、疲労感軽減、眠気対策 CNC、コーラ(時々気分転換の目的で飲む)
CNCはスタート前4粒、スタート後4時間ごとに4粒
ビタミン・ミネラル 体内の化学反応を円滑に。エネルギーがきちんと産生できるように。 CC
4時間ごとに4粒

 

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