フルマラソン

フルマラソン大会後に「心拍数が上がりやすい」とき。軽度の脱水を疑ってみる。

2023年11月20日

今日はお客様からいただいたご相談を1つ紹介します。

フルマラソンの大会後に疲労が残り、心拍数もすぐに上がってしまうということでした。

(ご本人の許可をいただき、やりとりの内容を掲載します)

(2週間後)

こんばんは😊

金沢マラソンを走って来ました。
途中20kmくらいでCatalyst Zone(試作品)を飲んだのですが、少し飲むタイミングが遅かったでしょうか。

でも、ほぼイーブンペースで走れました☺️

4週間後に、またフルマラソンを走るんですが、内臓疲労を感じていて、普段の心拍数が少し高めなのと、ゆるジョグでも心拍数が高くなります。

こんな時も、飲むのにいいのは、スポーツリカバリー水素(CR)でしょうか?(ccpはずっと飲んでます😊)

金沢マラソンお疲れ様でした!

ZONEのタイミングですが、私はスタート前から飲むのが良いと考えています。

こちら、ZONEの飲み方に関してまとめたものです。
https://holosrc.com/how-to-use-cz/

4週間後のフルマラソンも頑張ってくださいね。

心拍数が上がる理由は様々ありますが、Catalyst Recoveryを毎日7粒目安に飲むのは良いと思います。

あと、もしかしたら体の水分量が減っている可能性もあります。

もしそうなら、水を多めに飲んでおくと心拍数の戻りも早いかと。

詳しく教えて下さってありがとうございます✨️
水も多めに飲んでみます🚰
また注文します😊🙌

(2週間後)

こんにちは😊

水を多めに飲んでいたら心拍数下がりました。
ありがとうございました✨️

CRなんですが、これは内臓疲労と筋肉疲労だと、どちらに効果がありますか😊?

心拍数も落ち着いてきたようで良かったですね✨

内臓と筋肉だと、どちらかというと筋肉の方だと私は考えています。

CRは特に活性酸素に強く、活性酸素は筋肉と内臓どちらにもダメージを与えますから、分けて考えるのが難しいという一面もあります。

ただ、一般的なランナーの傾向でいえば、筋肉の方かと。

あと、全身性の疲労といいますか、体のだるい感じに強みがあります。

ありがとうございます😊🙏🏻
CRも継続して飲んでいこうと思います。
いつも返信ありがとうございます☺️🙏🏻


大会後に疲労が中々抜けなくて悩んでいるという方は少なくないと思います。

フルマラソンのようにハードなスポーツを頑張った後に疲れが残ることは当然と言えば当然です。

しばらくの期間、疲労が残るのは当たり前という前提で、その上でどのようにしたら早くリカバリーできるかを今回は考えてみたいと思います。

最初にご注意いただきたいのは、回復の速さは個人差が大きいということです。

年齢、体力、遺伝などの影響で人それぞれ疲労から回復する速さは異なります。

仮に他の人が早々に練習を再開できているからといって、自分の体の声を無視して同じように頑張ろうとすることは控えた方が良いでしょう。

心拍数が上がりやすくなる理由

さて、今回のご相談の内容に「普段の心拍数が高くなり、軽い運動でも心拍数が簡単に上がってしまう」とありました。

疲労のあるときに心拍数が上がりやすくなる原因は複合的であり、完全には明らかになっていませんが

  • 損傷した組織の修復をするために代謝(体内の化学反応)が活発になっている
  • (自覚が無くても)脱水状態になっていて、心臓に負荷がかかっている

の2つが考えられます。

損傷した組織の修復をするために代謝が活発になっているとき

前者の疲労については「体がより強くなろうとしている反応」とポジティブに捉えれば良いと思います。

行動面でのアドバイスとしては

  • 免疫が低下して病気になりやすいので衛生面に注意すること
  • 組織修復の原料となるタンパク質と化学反応に必要なビタミン・ミネラルを十分に摂取すること
  • 睡眠時間を十分に確保すること
  • 精神的にリフレッシュすること。よく笑うこと。
  • 心拍数が正常の水準に戻るまで練習の負荷を減らすこと(負荷=強度×量×頻度です。私は1回の練習の量を減らして、強度は少し減らし、頻度は減らさない方法を好んでいます)

です。

また、そもそもの大会での体のダメージを減らすという意味では大会のスタート時点からダメージの大きな要因の1つである活性酸素に対する防御力を高めておくことが予防につながるでしょう。

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Catalyst Recoveryユーザーの方なら、大会の当日から数日後まではいつもより多めの粒数を飲むことがおすすめです。

新商品のCatalyst Zoneも水素が入っているので、スタート前からの摂取が望ましいです。

軽度の脱水で心臓の負荷が増しているとき

2つめの軽い脱水状態になっているというのは涼しい時期になりやすい盲点でもあります。

大会で失った水分が十分に補給できていない、あるいは大会後に体が疲労物質を排出するために水分の利用率が増している可能性です。

これは毎日体重を計る習慣のある人なら気づいているかもしれません。

1日の練習で体脂肪が何百グラムも減少することは普通の市民ランナーならありません。

よって、毎日体重を測っていて、1~3日で目に見えるような変化があった場合は体の水分の量が変化していると考えられます。

(ちなみに炭水化物は摂取すると一緒に水も体内にため込むので、体重計の上では一気に体が重くなったと勘違いしがちです。
糖質制限をしている方なら、たまに解禁日で糖質を食べると、飲み物がいつも以上に飲める。飲んでも尿で排出されないことに気づくでしょう)

私も最近は毎日体重を測っていますが、ベースの体重から0.4~0.5kgくらい落ちたように見えるときは心拍数が上がりやすくなります。
練習の後半でのどが渇きやすくなるというのも感じます。

この自覚症状の少ない軽度の脱水症状は涼しい時期に起こりやすいようです。

私の場合はコーヒーを飲むのが好きなのですが、日常の水分補給のコーヒーが占める割合が高くなると(涼しいと全体の摂取量が減るので割合が上がりやすい)、徐々に脱水に近づきやすくなる傾向にあります。

大会後に心拍数がなかなか落ちないという人は自覚症状の薄い軽度の脱水も気にかけてみると良いかもしれません。

この場合は日常の水分補給の量を増やすことです。

コーヒーやお茶よりも真水やスポーツドリンク(糖質が気になる人は少し薄めて)をこまめに飲むと良いでしょう。

また、脱水に気づきやすくなるために、日々自分の体重をチェックしておくことが役立ちます。

大会がたくさんの季節になってきましたが、皆さん大会後は体の回復にも気を付けて、健康にマラソンシーズンを満喫してくださいね。

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