今日は傷の修復と栄養素についてご紹介します。
この記事を書こうと思ったきっかけは、ある興味深い商品レビューが書かれていたからです。
仕事の疲れがあったので購入してみました。
飲み始めて約1週間経ち、仕事の疲れに効いているかどうかはまだはっきりとわかりません。
ただ、サプリ到着の翌日に手を擦り剝いて血が出るほどのけがをしましたが、通常だと傷口がふさがるのに3-4日かかるところ、なんと翌日にはしっかり被膜で塞がり、痛みも無くなりビックリしました。
多分これはサプリの効果だと思われました。
これは抗ストレス・疲労フォーミュラのレビューです。
抗ストレス・疲労フォーミュラはビタミンB群とビタミンCが入ったサプリメントです。
このうち傷の治りとの関係が強いと考えられるのはビタミンCの方です。
というのもビタミンCはコラーゲンの生成と関係しているからです。
コラーゲンとは
人の皮膚・血管・じん帯・腱・軟骨などの組織を構成する繊維状のたんぱく質です。
人間の場合、体内に存在するすべてのたんぱく質の約30%を占めており、そのうちの40%は皮膚に、20%は骨や軟骨に存在し、血管や内臓など全身の組織にも広く分布しています。
コラーゲンを構成するアミノ酸の生成にはビタミンCが必要なため、ビタミンCが不足するとコラーゲンの合成が出来なくなり、壊血病を引き起こします。
またビタミンAもコラーゲンの再構築に関わっています。
また、コラーゲンはタンパク質の細い糸なのですが、鉄とビタミンCによって所々がくっついて編まれるようにからまって強化されます。
鉄とビタミンCが足りないとこの編まれた状態ができないためコラーゲンは切れやすい弱いものになってしまいます。
すると、傷やアザができやすくなります。
パワーリフティングで日本記録を樹立し、分子栄養学の著書もある星真理さんは次のようなエピソードを『アスリートのための分子栄養学』で紹介されています。
以前はハードなトレーニング中に顔や首にできるアザの原因がわからずに悩んでいました。
皮膚科にいったところ「治したいなら競技をやめなさい」と言われショックを受けました。
しかし、あるセミナーで知り合った女性から分子栄養学について紹介されて変わりました。
分子栄養学の考えに従って、ビタミンCを多めに摂取。
鉄とタンパク質も意識的に摂取しました。すると悩んでいた症状が解決。
シンプルで明朗な答えは、私にとって暗闇を照らす灯りのようでした。
このように栄養と体の状態は密接に関係しているのですね。
星さんの場合、もともとアスリートなので栄養補給には十分に注意されていました。
しかし、分子栄養学で求められるような(一般的にはそんなに摂取しても無駄とも言われるような)濃度で栄養を摂取して体の変化を実感することができたそうです。
そして、その出来事がきっかけで分子栄養学を学び、広めていくことを志されたようです。