「30kmの壁もない」
「フルマラソンを"通過する"感覚で走れる」
「スタートから時間が経つほど自分が(相対的に)加速しているかのように感じる」
ファットアダプテーションの成功はまるで自分が超人になったかのような興奮を感じさせてくれました。
空腹ランニングで60km走った感想
先週末にポイント練習として60kmのジョギングをしてきました。
ペースは5:12/kmくらい。
朝食抜き、途中のエネルギー補給はなしです(電解質は補給)。
この練習は
- 脂肪活用能力を高めること
- 長い距離を走ってラングフォームをチェックすること(体のどこが疲れてくるかを確認すること)
を目的に行いました。
天気は曇り時々雨で蒸し暑かったのですが、友人と一緒に走ったおかげで精神的には楽でした。
一人で走る練習も大事ですが、仲間の力を借りて上手にポイント練習を消化していくのも良いですね。
糖質制限をはじめてからこのような長距離の無補給ジョギングができるようになりました。
私は60kmくらいは練習や大会で何度も通過してきたのですが、無補給ジョギングになってから60kmを通過するのが凄く楽になったと実感しています。
何が嬉しいかというと食べるストレスがないので内臓ダメージが激減するということです。
以前は60~70kmくらい走ると途中で胃がムカムカしてくることがありました。
特に気温が高くて水分補給の量が多いときなんかは内臓から体がやられてしまうことが多かったです。
運動しながら「飲む」と「食べる」を両方同時にするのは体的には大きなストレスだったのでしょう。
今では「食べる」の負担が減ったので発汗量が多い先日のようなときでも水分と電解質の補給に集中することができます。
内臓のストレスが少なければ翌日の疲労感も少なく、練習リズムが大きく崩れないというのは嬉しいですね。
走っているときのトイレの回数も減りました。
これはトイレでのタイムロスを考えると見逃せないメリットです。
糖質制限に慣れてからはペースが落ちるタイミングが遅くなったのも大きな変化です。
以前は自然に走っていたら25kmくらいで1kmあたり5-10秒くらい落ち、少しずつ動きが悪くなって60-70kmくらいでガクンとくる感覚がありました。
今では60kmまでペースダウンはなく、60kmを通過しても自然な走りでペースはほぼ落ちることはありません。
練習後の食欲の変化も面白いです。
以前はLSDの後はお腹が空いて大量にご飯を食べていました。
しかし、先日は朝食抜きで10時半から走り始め、ゴールしてから銭湯にいって電車で帰り、買い物して料理して夕食を食べたのは20時頃でした。
前日の夕食からほぼ24時間絶食状態だったのですが、空腹感はそんなにありませんでした。
これも以前の私では考えられないことです。
お客様の事例
先日のサロマ湖でも私の食事を参考に糖質制限を継続して自己ベストを更新したと報告してくださったお客様がいます。
その方も胃腸障害のストレスがなくなって一気に楽に走れるようになったとのことです。
こちらはトライアスロンでの成功事例。
『糖質制限の成功事例|宮古島トライアスロンで9時間切り(前年から40分以上の記録更新)』
一方で糖質制限にチャレンジしても適応に苦労している方もいるようです。
そういう方の声をきくと、糖質の摂取量がやや多い傾向にあるようです。
(私は1日60g以下が良いと思っていますが、100gくらい摂取しているケースが多い)
「糖質の量を100gから50gに減らしたら逆に楽になった」という声もありますので、やろうという人は中途半端にするよりは極端に減らした方が良いのかもしれません。
空腹ランニングの実際(動画)
私が実際に空腹ランニングをした日の動画を公開しました。
「運動前に脂肪多めのコーヒーを飲む」「カフェインの活用」などの情報もありますのでご参考に。
ファットアダプテーションのために私が実践したこと
「練習」と「食事やサプリの栄養」の2つを組み合わせています。
どちらか一方の努力でも効果はあると思いますが、練習と栄養の2つを組み合わせたことで相乗効果でさらに効果があったように思います。
練習においては空腹状態でのランニングを継続しました(週1,2回)。
最初はきつかったのですが、徐々に運動継続時間を延ばしていくことができました。
ペースは基本的に楽なジョギングなので変わっていません。
栄養面については糖質制限の食事です。
1日の糖質量の目安が60g以下です。
糖質制限を始めた当初は一時的にパフォーマンスが低下しました。
(特にスピード練習なんてできたものではない!)
目標の大会がある場合は少なくとも4か月は準備期間があった方が良いと思います。
(このあたりの経過については糖質制限タグのついたブログで書いています)
あとはサプリですがCatalyst Cardio Performance(CCP)は脂肪活用の能力アップに効果的だったと思います。
Lカルニチン、HCA、、ブラックジンジャーと体脂肪をエネルギーにするのに役立つと考えられる成分がリッチに含有されています。
糖質制限はタンパク質・脂肪と消化に負担がかかる食事ですので、内臓疲労が気になるときはCatalyst Athlete Enzyme(CAE)で消化をサポートしています。
追記
ファットアダプト(脂肪燃焼ランニング)に関してpdfファイルにまとめました。
100円ですので興味のある方は気軽にご覧ください。
https://holosrc.com/book-fat-burning/