まず、この1か月間で私に起こっていた出来事についてお話しします。
1か月前から糖質制限の食事を再開しました。
実は今年の2~6月にかけて、糖質制限をやめて普通の食事をしていました。
糖質制限をストップしたのは子供が生まれてから生活スタイルや価値観が変わり
「目標となる大会もないし、今は食事を楽しみたい時期だな」
と思ったからでした。
ただ、6月中旬ごろからたるんできた自分の体を見て
「もう少し引き締まった父親でいたい」とか
「やっぱりウルトラマラソンをいつでも走れる自分でいたい」とか
思うようになり、また食事管理を頑張り始めたのでした。
糖質制限では糖質を減らすだけではなく、きちんとタンパク質、脂質など他の栄養素は摂取することが大事です。
ただ、私は過去にやって体も慣れていますし、糖質制限をしながら安全な範囲で全体の食事量をいつもより少な目にしました。
(「早くやせたい」という衝動的であまり良くない動機ですが)
最初は少ない食事に対して、どう食欲をコントロールするのか難しさを感じました。
反動で食べ過ぎてしまったり、精神的にのらなかったり、力がわいてこずパフォーマンスが下がってしまったりという日もありました。
ただ、徐々に自分なりの工夫を重ねて、少ない食事量でも自分をコントロールできる(ある程度の練習ができて、仕事もできて、精神的にも落ち着いている)ようになっていきました。
そして、そのころ同時にある変化が体に起きはじめました。
睡眠時間がドンドン短くなっていったのです。
私はポラールの時計を1日中つけていて、それで睡眠時間や質が記録されるようになっています。
最初(普通の食事をしていたころ)は7~8時間くらい寝ていたのですが、糖質制限を始めてから徐々に減っていき、食事量を減らしていくと5時間を切る日も増えていきました。
そして、この時計は睡眠時間が4時間をきると、睡眠をしたと記録されなくなるのですが、7/9以降はデータが消えているようにほぼ4時間以下の睡眠でした。
「これは何かある」と思い7/9以降は手書きで睡眠時間をメモしていたのですが
22:00~1:15
22:15~1:40
22:30~1:30
のように短眠が続きました。
それでいて寝起きはスッキリしていてシャキッと目覚めます。
明るくなるまで仕事をテキパキやって、朝ラン(10~14kmジョグ)へ出かける。
帰ったらシャワーをしてまた仕事をして、9時の朝ごはんのときには1日のタスクの大部分が終わっている状況でした。
午後には頭が疲れて少し眠くなることもあり、20~30分の仮眠を1回はとります。
それで1日の睡眠的には十分という感じ。
「自分、どうしちゃったんだろう?!」というのが正直な気持ちでした。
そこで、この少食と短眠に何か関係があるのか調べていったところ、同じように少食や断食をすることで睡眠時間が3時間程度に減ったというエピソードを持つ人が一定数いるようだとわかりました。
例えば藤本憲幸さんは著書『人生が変わる短眠力』でこう語っています。
私自身も経験していることだが、断食を始めると、だんだん眠る時間が短くなってくる。
つまり、自然と短眠になるのである。これは断食道場に来た全ての人にも共通している。
断食を続けていると、それまで7~8時間寝ていた人も3時間程度の睡眠ですむようになる。
藤本さん以外にも1日1食の少食にすることで3時間睡眠になったというエピソードを著書で紹介している人はいます(船瀬俊介『できる男は超少食』など)。
ちなみに私は1日の全体の食事量は少なめですが2~3食にして食べています(小分けにした方が食欲を抑えやすいと気づいたので)。
さて、ここまで「少食はすごいかも」という話が中心でしたが、一方で「食料が少ない途上国の人は短眠で調子が良いのか?」というとそうではないだろうという反証も十分あります。
つまり、「少食は万能。みんなやりましょう!」ということには当然なりません。
長期的な健康のリスクなど、明らかでない点はたくさんあります。
今のところの私のスタンス、気持ちとしては
「少食が万能とは言わないけど、上手いやり方を見つけたら、それで短い睡眠時間でも元気に過ごせるようになる可能性はあるかもしれない。
その可能性を研究して、もし自分や他の人の人生の質を高められることがあったら面白いかも。」
というところです。
しばらく実験を続けたいと思いますので、興味のある方はぜひ今後の情報にもご期待ください。
あと、一緒に人体実験を自己責任でやりたいという方はお声がけください笑