小谷のブログ

東京五輪マラソンをみて、走っていた理由を思い出す

昨日はオリンピックの男子マラソンを見ていました。

個人的に注目していたのは大迫傑選手。
現役最後のレースでどのようなドラマがあるのか、それを見届けたかったからです。

レースの終盤、2位集団を追いかけるシーンでは「ひょっとしたら...」という期待に自分の手にも力が入っていくのを感じました。

あと、
「自分が24時間走で同じような展開になっているときは何を考えるのかな?
大迫選手はどんなことを考えているのかな?」
と想像したり。

(ちなみにもし同じような展開=24時間走の22時間時点で前との差が2kmくらいだったとしたら、ハッタリのペースアップで相手にプレッシャーをかけてペースダウンを誘うというのが私がとるであろう戦略です)

ゴール後のインタビューをみていたら、自分も目頭が熱くなるのを感じました。

1つのことに懸命になってやりきった人のゴール(引退)シーンというのは感動的ですね。
(ちなみに私はイチローの引退シーンも大好きで、精神的パワーが欲しいときはその動画をよく見ています)

解説の人が「今日のレースでも大迫は夢をみさせてくれた(2位集団に迫ろうとしたとき)」ということを言っていました。

この言葉を聞いて、ふと大学時代の友人との会話を思い出しました。

ジョギングサークルの友人との練習後の食事中。
当時サークルの中でも特に練習を頑張っている方だった私に対して

「小谷さんが走る理由って何ですか?」

と質問されました。

当時の私は(記憶によると)ほぼ迷うことなくこう答えました。

「この前の北京オリンピックをみて、スポーツ選手ってカッコイイって思ったから。
自分もあんな風に人の心を動かせるような存在になりたいって。」

2008年に開催された北京オリンピックは北島康介が連覇したりボルトが世界記録を出したりしたときです。
主題歌はMr.Childrenの『GIFT』(ちなみに私はミスチルファン)。

閉会式をTVでみていて、エンディングではBGMにGIFTが流れながら選手の活躍をまとめた総集編的な動画が流れました。
このNHKの編集は神でしたね。

ボルトが仁王立ちしてジャマイカ国旗を掲げるシーンは鳥肌が立って、エネルギーが伝播してきて、何度も繰り返して見ました。

「これこそ、スポーツ選手だ!」と思いました。

そして、自分もスポーツ選手になりたいと思いました。

競技レベルはオリンピックに出るような選手とはかけ離れていても、マイナー競技で影響を与えられる人の数は少なくても、スポーツ選手になろうと思いました。

大学生のとき、ウルトラマラソンに没頭して自分なりに頑張り続けられたのは、そんな理由があったからなのだと今回のオリンピックをみて思い出しました。

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