2/15-17と台湾で48時間走に出場してきました。
遅くなりましたが振返りを書いていこうと思います。
まず結果はというと、26時間くらい240kmくらいで途中リタイアでした。
目標は400km、6日間走のための練習として最後まで走りきろうと思っていたので大失敗でした。
リタイアの理由は心臓痛です。
きちんと診断は受けていませんが、一緒に走っていた内科医の先生がいうには
「脱水によって心臓への負担が高まったのかもしれない」
とのことでした。
今は体調も戻りましたが、今後のためにもきちんと原因を調べようと思います。
時系列に沿って話を進めようと思います。
まず、準備段階の話です。
前回の大会は11月の神宮外苑24時間走でした。
大会後1週間ほど休み、それからは1月中旬に出場予定だったハーフマラソンに向けた練習をしていました。
週2回のスピード練習(1000m×6と40~50分のLT走)がポイント練習です。
12月の走行距離は340kmでした。
1月に入り、直前のトラブルでハーフは欠場。
下の3つの練習をポイントとしてそれぞれ週2回を目安に取り入れました。
- 無補給ジョギング(30km程度)
- ウェイトトレーニング
- バイクのタバタ式トレーニング
1月の走行距離は310km。
更にクロストレーナーを使った有酸素運動(ジョギング感覚)が計400分ほど。
【1月ランニングの振返り】
11月の24時間走の後、密かに準備していたハイテクハーフマラソン(8年ぶりのハーフ!)を直前に膝を打って欠場。3日ほど安静にしたら問題なく練習再開できて一安心。
その後は
・無補給ジョギング(30km)
・ウェイ...小谷 修平さんの投稿 2019年2月4日月曜日
2月に入ってからは大会(15日)までの走行距離が164kmと量は変わらず。
本大会に向けてしっかり調整するつもりはありませんでしたが、4日前くらいからやや疲労感が気になったので練習量を減らして調整しました。
当日は「まぁ悪くは無いかな」という感覚でスタートラインに立てました。
レースは15時にスタートとやや遅めです。
9時頃にいつも通りの糖質制限の食事(やや少なめ)をとり、13時頃にナッツを2つかみほど食べました。
私は基本的にスタート前までは糖質制限をしています(糖質を取り始めるのはスタートしてから)。
会場では過去の世界・アジアなどの上位記録が掲載されていました。
「ここの記録を超えるぞ」と気持ちが盛り上がります。
本大会では日本チーム専用のテントも用意してくださります。
各選手にテーブルのスペースが与えられ、そこに荷物を置いておくことができます。
テント内にはレンジがあり、熱湯をくむところも近くにあります。
私は日本からハンドラー(個人サポート)を連れて行きました。
ドリンク作りや調理をお願いすることでロスタイムを減らすことができます。
今回のペース配分は前半の24時間を228kmで通過するというところから始まります。
過去の参加者のデータを分析したところ、前半57%、後半43%の距離を走行するのが平均的だったからです。
48時間走の戦略を考えるために過去の記録を分析しました。
得られた仮説は
・24時間走の実力に対し88~90%くらいの通過をイメージする
→自分の場合は255kmとすると224~230km
・前半で57%、後半で43%の距離
→400kmを目指すなら前半の24時間を228km通過が目安400kmを目標としていましたが、今の実力を最大限に発揮してギリギリいける可能性があるというレベルのようです。
小谷 修平さんの投稿 2019年2月6日水曜日
今の私の感覚からすると228kmを余裕を持って通過するというのは十分にイメージができました。
(今回の実際の24時間の通過は休憩を十分にとっても227.5kmでした。
ただ、その頃はトラブルが出てて余裕はありませんでした。)
スタート直後のペースは5:35/km。
「暑いので慎重にゆとりをもって走ろう」と考えながら自然と落ち着いたのがこのペースでした。
この日は会場へ歩いて行くだけでも「暑いなぁ」と感じていました。
日本の寒い環境から急に気温が上がったので体の適応ができていないのが心配でした。
レース後に振り返ってもこの慣れていない暑さへの対応が不十分だったことが結果に大きく影響してしまったと反省しています。
スタート2時間くらい、ちょっとした気付きがありました。
シューズに小石が入ったのでタイミングが良いところではき直したのです。
私は24時間走では滅多にシューズを脱ぐことはありません。
ただ、今回シューズをはき直してみたところ「ヒモがちょっと緩い感じになっている」ことに気付きました。
ヒモをきちんと結びなおして再び走り出すと当たり前ですが感触が良くなります。
長時間走っていると意外と足のサイズが変わったり、ヒモがズレてきたりしているのかもしれません。
このフィット感の変化はマメなどのトラブルや故障とも関わってくると思います。
時間に余裕のある場合なら予防的に途中でヒモを結び直すという戦略もありなのかなと思いました。
次回に続く