ウルトラマラソン

後半失速を防ぐには|228kmレースの後半でも力を温存できたとの報告

2018年1月19日

マラソンの後半の失速を防ぐには

「後半失速してしまう」
「後半に足が止まる」
という悩みを多くの方からいただきます。

私も昔は(今も無いわけではありませんが)よく足が止まって
「貯金があったのにどんどん減っていく焦り」
「大会に申し込んでしまった後悔(なんでこんな過酷なことをしているんだ!笑)」
を感じていました。

今日はあるお客様から
「レースの後半にも身体に力が残っているのを感じました」
という嬉しい報告があったので、その事例から後半失速を防ぐヒントを得られればと思います。

疲れの原因を考えてそれに対処する

後半に失速してしまうのは「疲労」が原因です。
疲労の原因は様々ですのでその原因をつきとめて、それに適した対処をすることが大切です。

疲労の原因としてよくあるのは

  • 筋肉のグリコーゲン(糖質系のエネルギー)の枯渇
  • 活性酸素による酸化ストレス
  • 筋肉の損傷

あたりでしょうか。

今回のお客様の場合は何が疲れの原因だったのでしょうか?

あけましておめでとうございます。
本年も宜しくお願い致します。
年末年始は年越しマラニックでした。
3日には〇〇ハーフ走らせてもらいました。
そして箱根100x2(2日で228kmのレース)
終わって、〇〇マラニック
と、沢山走らせて貰えました。
これは、サプリの力があったと思います。
特に箱根の二日目後半、身体に力が有るのを感じました
ありがとうございます。
また宜しくお願い致します。

というように2日で228kmの超過酷なレースで後半も足を温存することができたそうです。
この「身体に力が有る」という感じはおそらく「筋肉のグリコーゲン」を温存することができたからだと思います
(理由は後述)

ウルトラマラソン(*)のように長いレースでは大量のエネルギーを消費します。
なので、多くの方はレースの後半はエネルギー不足になって「足が止まった」と感じます。
逆にしっかり補給ができたり、脂肪を効率的に使えるようになると足を温存することができます。
*ペース配分や体力によってはフルマラソンでもエネルギーは枯渇します

では足を温存するためには何ができるのか?

  • 大会
    速く走るとグリコーゲンを消費しやすく脂肪を使いにくいです。
    適切なペース配分で最後までグリコーゲンが持つようにしましょう。
    エネルギー補給を適正量することも大切です。
  • 練習
    次のようにエネルギーが枯渇した状態であえて走ることで脂肪を使いやすくなると言われています。
    朝食前など空腹な状態で走る。
    2日連続でLSDをすると、2日目がエネルギーが枯渇しやすい。
  • 食事
    糖質制限で脂肪燃焼しやすくなる(私も実施中)
    運動前の食事の脂肪の摂取比率を高める(ファットローディング)
  • サプリ
    脂肪燃焼系の成分はオススメです。
    Lカルニチン、HCAあたりが持久スポーツでは有名でしょうか。

今回のお客様の場合はLカルニチン、HCA、ブラックジンジャー(脂肪燃焼系の成分)を入れたCCPを新しく摂取するようにされたとのことだったので、エネルギー温存能力が高まったのだと思います。
それでエネルギーのネックが解消されて日々の練習で鍛えた強い体をきちんと活かすことができたのだと思います。

注意ですが、どんなにエネルギー補給しても走れないことはあります。
その場合はエネルギー以外がネックになっているということなので、別の方法を試す必要がでてきます。
走れない原因を考えて、それを解決する方法を実行するのが大切です。

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