みなさん、明けましておめでとうございます。
2018年もよろしくお願いします。
今年の目標はもう作りましたか?
目標を立てて、今年の成長にワクワクしているという方も多いのではないでしょか。
ただ、年始に立てた目標も最後まで達成できないというケースもあるかと思います。
「継続できるようになる本」
「習慣化する本」
が書店に行くとたくさんあることからも多くの方が「コツコツと努力を重ねること」の難しさと大切さを感じているのだと思います。
そこで今日は「意志力を高めて目標を達成したい」という方のヒントになればという記事を作りました。
私が大学時代におこなっていた「イメージトレーニング」の事例を紹介します。
まず簡単に私の大学・大学院の時のマラソンの実績を。
2007年4月 ランニング開始
2008年9月 初100km完走(9:21)
2010年4月 初250km完走(30:39)
2012年10月 24時間走 256km
私はこの5年間の成長は「よく頑張った」と自分では評価しています。
そして、この成長を支えていたのは「練習をきちんと継続した」という1点につきると思います。
今思えば非効率なことも多かったですし、時間のある学生時代だからこそできたということもあります。
それでも月間1000km以上の練習をまだ体力のない時からやってのけるような意志の強さは当時の私の長所だったと思います。
この当時の私の意志の強さに関係していたのが「イメージする力」でした。
私が「イメージする力」を発揮するきっかけとなったのは2008年の北京オリンピックです。
NHKの「北京オリンピック総集編PV」のような動画を偶然見ました。
心臓の鼓動が高まって、目頭が熱くなったあの瞬間のことは今でも鮮明に思い出せます。
ボルトが100mの世界記録を出し、国旗を掲げるシーン。
5000mの松宮選手の潔いコメント(シューズが脱げるトラブルがあった)。
馬術の法華津選手のまっすぐな姿勢(史上最高齢の五輪出場選手)。
アスリートの姿と観客の歓声をみて「自分も人の心を動かす走りがしたい」と思いました。
私にとっては身の回りにいる家族やマラソン友達がそれを届けたい(届けられる)対象でした。
ちょっとでも喜びを共有したり、数分間の明るい話題になるという些細なことにでも大きな価値を感じました。
それからというもの、私は毎晩寝る前に「目標を達成した時のイメージ」をしました。
自分がゴールして喜んでいる姿を想像しました。
自分の目線で「ゴールテープを切る感触」をイメージしたり、
他人の目線で「私がゴールテープを切っている姿」をイメージしたり。
オリンピックのPVのように感動的なスポーツの動画を何回も見て、そこに登場する選手と自分を置き換えて想像したりもしました。
当時は無意識にこのような妄想をしていたのですが、これが目標達成のための行動を促すのに効果的ということが後からわかりました。
関連する自己啓発などの書籍でも「成功シーンをイメージする」ことの大切さは頻繁に取り上げられています。
イメージの力を発揮していた当時の私はより多くの日をワクワクして練習できました。
疲れて気が乗らないという日も当然ありましたが、そういう日も乗り切るエネルギーがありました。
北京オリンピックのあった2008年8月。
私は月間1111kmを走りました。
当時は体力もなく、3日目の朝練からもう体力的には絶望状態。
それでも一心に距離を走り続けました。
翌月の秋田100kmマラソンで初の100kmを無事に完走。
安堵、充実感、誇らしい気持ち、色んな感情が沸き上がってきたあの日のことを今も忘れません。
社会人になってからこの「妄想する習慣」がなくなってしまった私ですが、また最近夢ができて復活しました。
今年のゴールデンウイークに開催されるハンガリーの6日間走で日本記録814.4kmに挑戦することです。
夢をイメージしてからは糖質制限を信じて食事を娯楽的に楽しむことをやめました。
先月は520kmの練習ができました。
学生時代と比べると全然少ないですが、環境の変化を考えると、これも私にとっては胸を張って良い練習でした。
イメージトレーニングを再開してから、また人生が動き始めたのを感じます。
継続力を高める方法については書店に行けば他にもたくさんの知識が得られます。
ただ、私にとって一番効いたのは「目標を達成したシーンをイメージの中で体験すること」でした。
行動に課題があるという方の参考になればと思います。
【私のやり方】
- 寝る前に20分イメージトレーニングの時間をつくる
(瞑想タイマーなどのアプリを使うと時間管理に便利) - 布団にはいってまずは深呼吸をしてリラックスする(こちらの記事で紹介した呼吸法)
- 目標を達成したシーンを様々な視点でイメージする。
より鮮明に、感情も感じられるまでに「成功を先に体験する」
私は人の心を動かすアスリートに憧れて頑張って走ってきました。
レベルや影響を与えられる規模は全然違いますが、自分が頑張って走った結果、ほんの少しでも人の感情に触れたら嬉しく感じます。
ブログを通じて私と繋がってくださった「あなた」もまたその輪に加わってくださると嬉しいです。
【オススメの関連書籍】
- 『自分を動かす』マクスウェル・マルツ
- 『No.1メンタルトレーニング』西田文郎