ケア・故障予防

疲労回復に役立つ呼吸法|寝る前に2分だけでOK

2017年12月27日

今日は疲労回復に効く呼吸方法を紹介します。

  • 誰でも簡単にできます
  • 1日2分だけ時間がとれればOK
  • やるのにお金はかかりません

というのが嬉しい特徴です。

こう良いことばかり書くと「効果はたいしたことないんじゃないか?」と思われるかもしれません。
が、私の場合はかなり有効でした
(逆にこれよりお金も時間もかけたのに効果を感じられなかった方法も過去にたくさんありました)

「疲れがとれない」
「朝目覚めても体が重い」
「忙しくてケアのための時間がなかなかとれない」
という方はぜひ試してみてください。

なぜ呼吸法が大事なのか?

呼吸は自律神経との関連が深いことが特徴です。
自律神経とは私たちが"意図せずに"働いている神経のことで、例えば心臓、内臓、血管などの動作をコントロールしています。

私たちは意識しなくても心臓が自然とちょうど良いリズムで動かすことができます。
内臓も眠っていても自然に機能しています。
血管も広がったり狭くなったりと自然に動いて体に血液を循環させています。

自律神経が正常に動くことで私たちの体は健康的に機能して、疲れた体を回復させることができます
(残念ながら現代人は自律神経のうち副交感神経というリラックスと関連の深い部分の働きが悪化して、本来の回復力を発揮できていないケースが多いようです)

呼吸も自律神経がコントロールしています(無意識のうちに呼吸ができますよね)。
しかし、呼吸は意図的にリズムをコントロールすることもできます。

実は呼吸は簡単に意図的に自律神経に介入することができる方法なのです

よって、
呼吸をコントロールする→自律神経を整える→体の回復力を高める
という流れで疲れを取りやすくすることができます。

やり方

タイミングは寝る直前、布団に入って横になった状態で行います。

呼吸は腹式呼吸で鼻から吸って口から吐きます。
腹式呼吸:お腹が膨らみます。お腹に空気がたまるイメージで息を吸います。

▼手順

  1. 2~3秒くらいかけて鼻から息を吸います。腹式呼吸なのでお腹に空気をためるようにして吸ってください。
  2. 十分に吸ったら3秒ほど息をとめます。
  3. 8~10秒くらいかけてゆっくりと、リラックスして口から息を吐きます。
    口を狭めて「スーッ」と音が出るようにすると力まずにゆっくり息を吐きやすいかもしれません。

以上の呼吸(1~3)を5~10回ほど繰り返したら終了です。

大事なポイントは頑張りすぎず、リラックスして行うこと
秒数を気にしすぎて不自然になってしまうようなら、時間は気にせず自分の心地よいリズムで行いましょう。

呼吸のやり方を覚えたら、イメージも加えると更に効果的です。
息を吸う時は「良いもの(地球や宇宙のエネルギーなど)が体に入ってくる」というようなイメージをしましょう。
息を吐く時は「悪いもの(1日の疲れやイライラ、自分の負の感情エネルギーなど)が体から出ていく」というようなイメージをしましょう。

ちなみにこの呼吸法と類似した方法は昔からヨガや武道でも取り入れられています。
経験的に体の機能を回復させる方法として伝えられてきたのですね。

個人的な感想

私はこの呼吸方法はたぶん2年くらい前から取り入れています。
練習量が増えたり、仕事が忙しくて疲れが気になる時にやっています。

即効性が高く、実施した翌日の朝は目覚めが違うなと思うことが何度もありました。
もともと睡眠時にリラックスができておらず、そこに課題があったから実感しやすいのかもしれません。
(夜に走ったり、遅くまで頭を使ったりしていたのが原因かも)

疲れが気になっている方はコストもほとんどかからないので1週間ほど騙されたと思って試してみてはいかがでしょう?
たぶん私と同様に睡眠に課題のある人は1週間もやれば3、4日は朝の目覚めの違いを感じられるのではないでしょうか。

私もみなさんと同様に疲れのケアに使える時間やお金は限られています。
なので、費用対効果の高い回復方法を色々と探してきました。
その色々試した中でもこの呼吸方法はオススメです。

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