食事・サプリ・栄養学

鉄の過剰摂取に関する注意点

この記事では鉄分の過剰摂取に関して、お客様から質問をいただいたので回答していきます。

お客様からの質問
Catalyst Chelate Ironの取り過ぎはどのような弊害が起きますか?

Catalyst Chelate Ironは私の開発したキレート鉄という鉄サプリです。

以下、私からお客様への回答です。


Catalyst Chelate Ironに限らないのですが、鉄の過剰摂取リスクとして脳卒中と心臓血管系疾患での死亡リスクが高いというデータがあります。

なぜこのようなリスクが増えるのか、メカニズムは明らかになっていませんが

「鉄が過剰にあるとフェントン反応という化学反応で悪質な活性酸素が発生しやすくなることが原因かもしれない」

という説が有力そうです。

(現実的にはCatalyst Chelate Ironを数か月飲んだところで一気に病気になるわけではないので、そこまで神経質にはならないで大丈夫です。
特に男性が肉の多い食事を長年継続すると鉄が蓄積してリスクがあるというようなケースが多いみたいです。)

鉄は不足しては貧血や持久力低下のマイナス面があり、過剰だと上記のような健康リスクがあります。
なので、血液検査を実施して体の状態を把握しながら使用するのがベストかと思います。

血液検査の数値的な解釈は医師の中でも分かれるところがあるようです。

私が参考にしている藤川徳美さん(栄養で精神的な不調を治すことで実績を上げている医師)の理論では

  • フェリチンの値が100以下の人は鉄不足
  • フェリチンの値が50以下の人はエネルギー産生が低下するので全員が鉄を補充すべき

との見方をしています。

Catalyst Chelate Ironは貧血にお悩みの方向けにつくった比較的強めの鉄サプリです。

なので、状態が悪いときは早く改善するのに役立つと考えられますが、元気になってからも毎日飲み続けるようなサプリではありません。

貧血の症状を疑ったら、まずは血液検査で現状を把握し、フェリチンが目安に足りなかった場合にはCatalyst Chelate Ironがお役に立つと思います。(そして、元気になったら過剰摂取のリスクもありますので服用をストップしてください)


読者のみなさんにおかれましても、鉄の過剰摂取のリスクを把握して、安全にサプリを使用していただければと思います。

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