食事・サプリ・栄養学

心肺機能と中枢性疲労におすすめ|スピルリナのマラソンへの効果

2023年8月9日

今回は私のおすすめサプリ原料の1つであるスピルリナについてご紹介します。

スピルリナは微細藻類と呼ばれる小さな藍藻の一種です。
熱帯地域の湖に自生しています。

熱帯地域は紫外線が強いため、そこで進化してきたスピルリナは活性酸素を除去する能力が高いことを示唆します。

(人と同様に植物も紫外線による活性酸素のダメージを受けています。
そのダメージから体を守るためにファイトケミカルなどの抗酸化物質を植物は自分で作っています。

私たち人は、植物を食べることによって、その抗酸化能力を得ています。
活性酸素に関する詳細はこちらのブログにまとめています。)

上の表は私が使っている抗酸化物質の一覧です。
どれも抗酸化作用以外にもランナー的に嬉しい効果が知られています。

スピルリナには

  • 中枢性疲労の軽減
  • VO2max(最大酸素摂取量=心肺機能)の向上
  • 抗炎症作用
  • 脂質代謝の向上
  • 免疫の向上
  • 有害物質の解毒
  • 腸内環境の改善

といった、多くの効果が知られています。

今回はスピルリナの持久力関係のエビデンスをいくつか見てみましょう。

『Effect of Arthrospira (Spirulina) maxima Supplementation and a Systematic Physical Exercise Program on the Body Composition and Cardiorespiratory Fitness of Overweight or Obese Subjects: A Double-Blind, Randomized, and Crossover Controlled Trial』
(Marco Antonio Hernández-Lepe,2018)

この研究の実験期間は12週間。
被験者は平均年齢26歳、BMIは平均30と太めの方を対象としたものです。

片方のグループはスピルリナを毎日4500mg摂取。
もう片方のグループはプラセボ群。

また、運動とサプリの相乗効果を確認するために、上記グループ内で実験期間中にエクササイズをするorしない で更に2つのグループに分けました。(2×2で合計4つのグループ)

結果としてスピルリナを摂取したグループはプラセボ群と比較して

  • 最大酸素摂取量とOBLA(乳酸が上昇しやすくなる閾値。5~10kmのペースに相当。LT値のようなもの)が向上
  • より長時間、運動をしても疲弊しなかった
  • 体脂肪率が減少

という結果が出ました。

このスピルリナ摂取のメリットは被験者の中でも肥満傾向が強い人たちにより大きく現れたそうです。

『A randomized, double blind, placebo controlled study of spirulina supplementation on indices of mental and physical fatigue in men』(Morgan Johnson,2016)

こちらの研究では1週間、1日あたり3000mgのスピルリナを摂取したところ、30分間のクロストレーナーでのエクササイズのパフォーマンスが向上。

精神的な疲労および肉体的な疲労の両方の軽減にスピルリナが役立ったということが報告されています。

これらの研究からスピルリナは下記のような人におすすめの成分と考えられます。

  • より速いペースでの余裕度を高めたい人
  • 体脂肪を落としたい人(肥満気味の人の方がエビデンスでは効果あり)
  • 精神的な疲労(運動中だけでなく頭脳労働によるものも)を改善したい人

スピルリナはCatalystサプリのうち、Catalyst Spirits(CS)に含まれています。

CSはスピルリナのように最大酸素摂取量アップや中枢性疲労(脳が生み出す疲労感)の軽減が示唆されるエビデンスのある成分をブレンドしたサプリです。

お客様からよくある質問に
「CSはCCP(Catalyst Cardio Performance)と何が違うのですか? どちらの方が良いのですか?」
というお問合せがあります。

CCPはフルマラソン、ウルトラマラソンの記録向上を狙う方におすすめのサプリで、CSと同様に心肺機能アップを狙った成分も配合しています。

CCPの心肺機能に関する成分
CoQ10 → 心臓に多いミトコンドリアを活性酸素から守り元気に
ブラックジンジャー → 血管拡張

Catalystサプリはランナー目線で開発しているものなので、心肺機能というランナーにとって重要な狙いが重複するのはある意味で当然といえます。

では、CSとCCPの何が違うのかというと

  • CCPは脂質代謝に強みのある成分の比率が高い。
    よって、ガス欠リスクの高いフルマラソンやウルトラマラソンのような長い距離により強みがある。
  • CSは中枢性疲労に関する成分の比率が高い。
    中枢性疲労はトラック競技のような短い距離でもパフォーマンスに影響するので、CSはトラック~ウルトラとCCPより広い範囲に対応しているといえる。
  • フルマラソン対策という観点では、CCPはフルを長い距離と考えている人向け、CSはフルをスピード競技と考えている人により向いている。
  • CSは精神を穏やかにするハーブ(アダプトゲン)を使っているので、仕事などでストレスが多い人の精神的疲労や頭脳労働の生産性アップでも人気。

ということです。

CSとCCPでは成分の重複はありませんので、両方を一緒に使うことも問題ありません。
(一緒に使ってもコスパを減じることなく、それぞれの効果が足し算になるようにと意図して開発しています)

実際にCSを使っている人のうち41%はCCP or CR(あるいは両方)とセットで使用されています。(2023年5~7月の調査)

  • 速いペースでの余裕度を高めたいという方
  • 粘り強く走れる精神力が欲しい方
  • 心を安定させて仕事の効率も上げたいという方

におすすめです。

CSお客様の声

呼吸が楽だとこんなにトレーニングが楽しいのかと走る楽しみを改めて実感することが出来ました。

また、元々心肺機能がそれほど強くなく、自己ベストを更新する事を半ばあきらめていたので、アダプトゲンは私にとって待ち望んでいたタイプのサプリメントです。ぜひとも継続して摂取していきたいと思います。

日常・仕事・ランニングにおいて気分がスッキリ落ち着けていた。

仕事はハードで時間に追われる毎日ですが、冷静に判断・行動ができるようになった。

ランニングでも、いつもなら気持ちに負けて足を止めてしまいがちな自分も「まだ行ける」「もう少し走ろう」という気持ちがわいてくる。ネガティブな思考をしなくなった。

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