第5回セミナーのアンケートにていただいた質問への回答をこちらのページにまとめていきます。

バックプランク+ニーアップで膝の裏に痛みがでます。やり方が悪いのでしょうか?

ランニング前の準備動作で行うバックプランク+ニーアップの時、膝裏に痛みがでます。
やり方が悪いのでしょうか。

膝が過伸展しているのかもしれません。(伸展とは膝を曲げるのとは逆方向の動きです)

もしそうなら、いったん膝を曲げてやってみてください。
過伸展が原因だったとしたら痛みが緩和されるかと思います。

膝を曲げた方法で何度かやって慣れてきたらまた膝を伸ばしてみましょう。
(膝が過伸展にならないように動作をコントロールしつつ)

全般的な疲労回復について

疲労回復についてです。
早く回復するには十分な睡眠が必要だと思いますが、サプリや積極的に摂取している栄養素、お風呂やケア方法など小谷さんがやってみて効果があったものはありますか。

日常の疲れも色々な種類がありますので、その疲労の種類に応じて使い分けられると効果的だと思います。
(CREEMとは別の分類が必要になるでしょう)

サプリでいうと、Catalyst Conditioningのようなビタミン・ミネラル系は個人的に効果を感じています。

あと、タンパク質は食事からですが意識的に摂取しています。
毎日体重1kgあたり1.6~2gはほしいかなと。

あと、精神的な疲れ(ストレス)は回復力を落として慢性疲労になりやすいです。
精神的ストレスは対処は色々とあると思いますが、心の糧になるような本を読んだり、人と話して笑ったり、有意義な余暇をみつけたり、と個人にあった方法を見つけましょう。

ときどき深呼吸をする習慣も刺激の多い現代には良いと思います。

同様のご質問(全般的な疲労回復方法を知りたい)は他の方からも多くいただいています。
きちんと理解するにはある程度ボリュームのある体系的な知識が必要と思いますので、今後ブレイク42のようなプログラムでまたご案内できればと考えています。

限界ロング走では何を考えている?

(月並みな質問で申し訳ないのですが)限界ロング走を行っているときはどんなことを考えながら走っていますか?
私の場合は、あまり考えに没頭すると速度が落ちるのですが、小谷さんの場合はどんな感じでしょうか。

よく聞かれる質問ですね笑

「後から思い出しても何を考えていたかを思い出せないような状態」というのが一番正確な回答でしょうか。

これは例えば「通勤でいつもの道を歩いているとき」のような状態に近いかもしれません。
何も考えていないわけではなさそうだけど、考えに没頭しているわけでもない。

レースでの理想的な状態では
補給について「次にどのタイミングで何を食べるか」ということが瞬時に頭に浮かんで
頭に浮かんだらそのタイミングまで忘れてぼーっと無意識で走って
そのタイミングが来たらふと思い出して補給をきちんとする
の繰り返しみたいな感じです。

あとはそのときのムードにあった脳内BGMを流したり。

基本的には私は走っているときの脳の活動レベルは低いと思います。
動作が自動化され、考えるべきことも経験的にわかって整理されて無駄に考えないからだと思います。
そして、そのような脳の低エネルギー状態で走れるようになるほどウルトラは楽だと思います。

2021年3月9日