100kmウルトラマラソン大会難易度ランキング

100kmウルトラマラソン大会難易度ランキング

先日実施した100kmマラソンの大会難易度に関するアンケートを集計しました。全部で118の回答を得ることができました。ご協力いただいた皆様ありがとうございました。それでは結果を報告いたします。

考え方

回答者の参加大会分布
図1:回答者の参加大会分布
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図2:最も厳しいと思われる大会回答数

図1は回答者が参加したことのある大会の分布です。例えばチャレンジ富士五湖は54名が参加しています。全回答者が118名なので、回答者のうちの46%が参加していることになります。
図2は完走が最も厳しいと思われる大会で選ばれた票数です。一番多いのがピンク色(23.7%)でこれは野辺山100kmです。

ここで難易度ランキング作成にあたっての注意ですが、必ずしも図2の回答数が多い順に難しい大会と決めつけてはいけません。というのも、図1で票数が多かった大会は図2の票数も多くなりやすいからです。例えば大会Aは図1で100票、図2で5票を獲得していて、大会Bは図1で10票、図2で4票を獲得していたとします。この場合、大会Aの参加者が大会Aが一番厳しいと思う確率は5/100=5%、大会Bでは4/10=40%となります。これなら図2の票数よりも確率で判断して大会Bの方が厳しそうと考える方が妥当でしょう。

ということで、図2の票数と確率(図2票数/図1票数)を一覧にしてみました。(図3)
*以下の分析では「大会に1つしか出たことがない」という方のデータは削除しています(大会難易度の比較ができないと考えたため)

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図3:図2の票数と選出確率

参加者数=図1の票数、困難選出=図2の票数、選出率=図2の票数/図1の票数です。選出率の高い順に並べています。例えば、村岡は参加したことのある12名のうち66.7%の8名が村岡が一番きつかったと考えていることを意味します。
これを見ると難易度はのTOP3は『村岡>野辺山>木曽町』という順になりそうです。(城内坂は票数が少ないのでなんともいえないところ)

この選出率の順番でのランキングが妥当そうかを確認するために、各大会の対戦表も作ってみました。(図4)

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図4:対戦表

これは両方の大会に出たことがある人がどちらの大会が厳しいと答えたかの票数を比較したものです。例えば村岡vs野辺山の『3-1』は「村岡と野辺山の両方に出場した人のうち、村岡が一番厳しい大会と選んだ人が3名、野辺山を選んだ人が1名」ということを示しています。つまり、村岡と野辺山の比較では恐らく村岡の方がきついと考える人が多かったということを示唆しています。
図4を見て「明らかにこうだ!」という結論を導くことはできませんでしたが、個人的な感覚としては『村岡>野辺山>木曽町』の3大会がTOP3で順番もこの通りで良いのかなと思いました。

結果

1位 村岡ダブルフルウルトラランニング

参加者の声(厳しいと思う理由)

  • アップダウン(累積標高)が大きくほとんど平地がないのに制限時間14時間だから
  • 峠が多すぎて走力がなければ登り、下りを繰り返してるうちに足が動かなくなる
  • 高低差だけでなく、思わず立ち寄りたくなる魅力的なエイドにながいしてしまいタイム出ない

参加者の声(この大会をおススメする理由)

  • 厳しいコ-スに驚くほど充実のエイドと熱い応援。変化に富んだコースは飽きない。
  • 運営、エイド、地元の方の応援、全てがハイレベルで素晴らしい。
  • 地域の方々の努力から成り立ってる素敵な大会だから

コースの厳しさから、ゴールへの達成感があるとの声が多かったです。地元の方の応援、運営が素晴らしいという声も非常に多かったです。

2位 星の郷八ヶ岳野辺山高原100kmウルトラマラソン

参加者の声(厳しいと思う理由)

  • 気温差が激しく、また、レース後半に厳しいアップダウンが続く
  • 序盤から終盤までアップダウンがなくならず、未舗装道も含まれているために脚への負担も精神的負担も大きいから
  • きつい坂が多く制限時間も長いわけではない。途中に3ヶ所も温泉があり、ゆったり入浴していると制限時間が迫ってくる

参加者の声(この大会をおススメする理由)

  • 晴れると富士山&八ヶ岳が見えて景色が最高である
  • コースはきついが、晴れているときのコース上の景色が素晴らしい。また、コース上に温泉があるのも魅力的。コース全体を通して開けた場所が多く、走っていて気持ちがよい
  • キツイからw

晴れた日の景色が素晴らしいというコメントがとても多かったです。コース上の温泉を楽しむという声もちらほら。

3位 木曽町グレートトラバース100kmウルトラマラソン

参加者の声(厳しいと思う理由)

  • 8月開催、長い上り坂が3カ所、実力不足(一番かも?)
  • 起伏の激しさ
  • 高低差があることはもちろん8月という時期とエイド間隔が長いから

参加者の声(この大会をおススメする理由)

(おススメ大会に票は入っていましたが、コメントが無かったため省略)

木曽町合併10周年記念ということだったので、2015年の1回だけの開催だったようです。暑さ&起伏でとてもハードな大会だったようです。

その他

今回のアンケートでは厳しい大会を選んでもらい、その大会を選んだ理由についても自由記述で回答していただきました。そのコメントを分類すると高低差、暑さ、制限時間、コースの単調さ、エイド(量、間隔)が厳しさの理由として出てきました。(図5)

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図5:厳しさの理由

大会の厳しさは高低差が占める割合が大きいということが確認されました。
2番目が暑さです。柴又100Kは高低差には恵まれませんでしたが、暑さによって図3の選出率では15%を獲得できました(キツい大会を目指しているかは知りませんが)。
意外と制限時間は気にしない方が多かったのですが、これはこのアンケートの回答者が100km完走者だからということもあるでしょう。

次回は練習量やフルマラソンの記録との相関などについてまとめていこうと思います。