こんにちは。
ランニングショップHolosの小谷です。
この記事では、24時間走という競技について、よくある質問や大会の動画を紹介していきたいと思います。
「24時間も走るなんてイメージができない! 選手はどんな風に走っているの?」
そんな疑問のある方はぜひご覧ください。
皆で24時間走世界選手権の挑戦を楽しもう!Rising Sun 24について
『Rising Sun 24』は10月18-19にフランスで開催される24時間走世界選手権への日本チームの挑戦を皆で一緒に楽しもう! というコンセプトのプロジェクトです。
下記、特設ページに「選手の挑戦の様子」など、応援を楽しめるコンテンツを投稿していく予定です。
大会を目指して走っている市民ランナーの方なら、サプリメントの購入によって日本代表選手に交通費補填の支援金を送れる応援の仕組みも用意しています。
ぜひ、ご覧ください!
24時間走とは。動画で雰囲気をご覧ください
24時間走は24時間でどれだけの距離を走ることができたか、その長さを競う陸上競技です。
だいたい、午前10時~正午くらいに競技がスタートして、翌日の同じ時間に競技が終了します。
その間、選手は周回コース(1周 1~2kmのコースが多い)をグルグルと走ります。
途中の食事、トイレ、休憩などは各選手が自由に決めることができます。
24時間走の大会の雰囲気を知っていただくには、動画を見てもらうことが一番分かりやすいかと思います。
▼こちらの動画は2019年に開催された世界選手権の様子です(今大会と同じフランス・アルビで開催)。
フラッグパレード、オープニングセレモニー、レースの模様、表彰式と世界選手権の盛り上がりが伝わってくるのではないでしょうか。
▼こちらは、東呉国際ウルトラマラソンという台湾の東呉大学で開催されている世界的な24時間走の大会です。
日台の文化交流として、日本を代表する24時間走ランナーが大会に招待され出場しています。
▼こちらは昨年開催された東呉国際ウルトラマラソンの様子です。
私も動画の0:44あたりに映っています。264kmの自己ベストを更新できました。
ゴール後に脱水で血圧が下がったのか、気分が悪くなり表彰式は車いすでした笑
24時間走のよくある質問
途中で寝るんですか?
選手にもよりますが、基本的に日本代表を狙うクラスの人たちは寝ないで走ります。
私自身は疲れて少し眠気を感じる時間帯もたしかにありますが、眠気自体が問題となって走れなくなるようなことはほとんどありません。
レースでの興奮作用のおかげだと思います。
逆に、上手く走れないでモチベーションが落ちたときなどは、一気に眠気が襲ってくることもあります。
個人的には、24時間走の眠気はパフォーマンスの原因というより、結果なのかなと感じています。
食事はどうしているのですか?
選手それぞれ特徴があるのが面白いところだと思います。
ジェルが中心の人もいれば、おにぎり・麺類・果物などの食事を好む人もいます。
食べ方も「止まって休みながら、しっかり食べる」タイプの人もいれば、少しペースを落として走り(歩き)ながら食べることで少しでも前に進もうとするタイプの人もいます。ちなみに私は後者です。
食品は大会が用意するゼネラルエイドと選手が各自で用意するものがあります。
時間走は周回コースなので、自分で補給食を用意して補給をコントロールしやすいのは競技の特徴だと思います。
周回コースで飽きませんか?
私も初めて時間走に出場しようか検討した時は「飽きてしまわないか」と心配でした。
しかし、実際には周回コースに飽きてダメになるということはありませんでした。
私も練習では周回に飽きてしまうことはありますが、大会本番は別物です。
走ること自体に集中していたり、走り続けるためにどんな補給が必要だろうと考えたり、他の選手のことを何となく観察していたり。
そもそも「景色を見て気を紛らわせよう」という考えをしていないのも理由かと思います。
もし、周回コースという点がネックで時間走を選択肢から除外してしまっている人は、もったいないので是非、騙されたと思って出場してみることをお勧めします。
走っている間、何を考えているのですか?
先述したように、レースを走り切るための考え事をすることはありますが、実際にはほとんどの時間は、後から思い出せないような、日常的な思考状態に近いと考えています。
例えば、あなたは前回トイレに入ったときに何を考えていましたか? 今日の通勤のとき何を考えていましたか?
おそらく、ほとんど思い出せないか、部分的にしか思い出せないと思います。
しかし、実際にトイレにいたときや、通勤中に頭の中が空っぽだった訳ではないと思います。
24時間走の競技中も恐らく、それに似たような経験を思考の上ではしているのだと私は思います。
なぜ、そんなに過酷なことが楽しいのですか?
これは、記録を目指して走ることに楽しさを見出している市民ランナーの方なら、すでに体感していることだと思います。
フルマラソンでも良いタイムを狙って走るのは苦しいはずですが、やりきったときの達成感や、練習で日々自分が成長していると感じられるのは楽しい経験だと思います。
24時間走もせんじ詰めれば、同じことが楽しいのだと思います。
もちろん、「体力だけでなく精神的な要因が大きくなる」とか「会場の一体感を感じられる」とか24時間走ならではの特徴というのはあると思いますが、自分の能力を試されるようなゲームに挑むという点では他の種目とも共通しており、また他のスポーツ、チェス、創作活動など他の余暇とも通じているものだと思います。
最後に
今回は24時間走の動画やFAQについて紹介してきました。
24時間走へのイメージは少しでも湧いてきましたか?
Rising Sun 24では、引き続き24時間走や世界選手権を楽しめるようなコンテンツを配信していきます。
※『Rising Sun 24』というカテゴリに記事を整理していきます
また、Rising Sun 24では市民ランナーの皆さんが日本代表選手を応援できる仕組みもご用意しています。
本プロジェクトを通じて「挑戦と応援の輪」を広めていくことに、どうか力を貸してください。
本プロジェクトに興味をもっていただけた方はぜひ下記の特設ページから詳細をご覧ください