ウルトラマラソン

ウルトラマラソン対策|メカニカルストレスと体の歪み

2018年3月23日

私の次の大会は5/3-9に開催されるハンガリーの6日間走です。
6日間走るのに何がネックになるのかを考えて、その課題を解決するようにと考えています。

ネックの1つはエネルギー不足です。
これには糖質制限に取り組むことで脂肪を使える体にすることで改善を試みています。

もう1つのネックは「メカニカルストレス」との戦いです。
これは骨や筋肉にかかる物理的な衝撃のことです。
長い距離を走ると関節や筋肉などが「痛い」と感じることがありますよね。
この痛みをできるだけ抑えることが長い距離を走るポイントだと思います。

このメカニカルストレスを抑えるには良いフォームで走って体への負担を抑制することが大切です。
フォームを改善するには

  • 走っている時に意識して動きを変え、反復することで改善した動きを習得する
  • 体の状態を変えて動きが変わるように仕向ける
    (例えば痛み、柔軟性、筋力が変わると動作も変わるので)

の2通りあります。
今日は後者について書きます。

ダメージの少ないフォームで走るには体のバランス状態(=骨の配列(姿勢)、筋力バランス、筋肉のハリなど)を整えることが大事だと私は考えています。
歪んだ体は局所的に特定の部位へのストレスを高めてしまうからです。
その部位が痛み出したら場合によってはもう走れないかもしれません(特に膝とか)。
何とか走れても(無意識レベルで)かばって走り、今度は別の部位へのストレスが高まります。

また、体の均質性を保つことはフォームとは別に「体のポテンシャルを100%発揮するため」にも大切です。
これは治療院などで施術を受けて
「力が入りやすくなった」
「体が軽くなった」
という経験をしたことのある方なら分かるかもしれません。

例えば、最近私が主催したこちらのイベント。
実はここでは「筋力バランス(左右差、前後差)を整える」ということを行いました。
「弱い所」に刺激を与えて強化すると、その部位だけでなく全体のバランスが改善されて状態が良くなります。

カイロプラクティックであれば脊柱の配列バランスを改善することで全体の機能を改善します。
整体や鍼灸などもやり方はそれぞれ違いますが、体のバランスを改善することを治療の手段にしています。

筋肉の強弱で体に歪みが生じる

↑体の歪みには様々なパターンがあります。
まずは自分の体を観察してみてその歪みの理由を考えることが大切です。
日常の悪い癖でどちらかに負担がかかっているのか?
トレーニングで前面ばかり鍛えていないか?
などなど。

ここまでの話をまとめると

  • 長い距離を走るにはメカニカルストレスが問題となる
  • メカニカルストレスを解決するには体のバランスが大切
    (体のバランス:骨の配列(姿勢)、筋力バランス、筋肉のハリなど)

ということです。

そういうわけで私は以前から体の状態を整えるための補助トレーニングを重ねてきました。
自分の写真を撮って分析したり、治療院の先生に聞いたりして自分の体の状態を気にするようになりました。
(↑専門家に体を診てもらうことは自分の体の状態を理解するのに有効です)

弱い部分は集中的に強化したり
局所的にこわばっている筋肉は優先的にほぐしたり

写真で体の歪みなどを考える

私もまだまだ改善が必要ですが、少しずつ良い状態へと変わってきました。
(最近、鍼灸の先生に「LSD後の左右ダメージの差が少なく恵まれている」との声ももらえるようになりました)

今の私は広背筋の強化が課題となっています。
そこで自宅トレーニング用のチューブを購入しました。

ドアに挟めたり自由度高い

チューブは強度を変えたり、いろんな角度から負荷をかけられたりと自由度が高いです。
特に自宅では背面のトレーニングがやりにくいのでチューブは役に立ちますね。
(ダンベルは下方向負荷だし、自重トレーニングも部位や負荷がマッチしませんでした)

金額的にも安くて、自宅で気軽にできるのは嬉しいですね。
私はこちらのチューブを使っています。
今のところ使用感など問題なしです。
TheFitLife フィットネスチューブ

みなさんも「自分の体のバランス」気にかけてみてはいかがでしょうか?

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