ブレイク42.195kmの最初のオンラインセミナーから1.5か月が経過した段階でアンケートを行いました。
受講生から届いている声と質問への回答をご紹介します。

Aさんの声

受講後に新しくはじめた取り組み

基本的には以前から早朝ランは空腹ランでした。
受講後はしっかりと目的意識を持ち、イージーやロングなどメリハリが持てるようになったのがよかった
サプリへの理解も深まり重宝してます。

どんな変化を感じていますか?

一番言えることは、むやみやたらに走らなくなったこと。
ケガしやすいもんで。 バランスを大切にするようになりました。

自由記述(質問や感想など)

お疲れさまです。忙しくなっちゃって、まだ最終回みてません。
時間できたら全体をまた復習しようと思ってます。
日々の練習は調子よく、順調です。

Bさんの声

受講後に新しくはじめた取り組み

週3回のスロースクワット、空腹ロングを実践しています。

どんな変化を感じていますか?

スロースクワットのお陰なのか、故障が少なくなったような気がします

小谷より:スロースクワットは正しいフォームでやることで故障しやすい動作を避けられるようになる効果があります(例えば膝がブレたり、過度に内側や外側にズレてしまうこと)。安定感が増してダメージが減っているのかもしれませんね。

自由記述(質問や感想など)

空腹朝ランは2回/週で2年程度やっていましたが、多分、スピードが速すぎたのであまり意味がなかったのではないかと反省しています

空腹ロングを以下の日に実施しました。
2/13(38K・4h25m)
2/20(37K・4h25m)
2/27(26K・3h05m)。

そして、3/7にフルマラソンに参加しましたが、36km付近から失速してしまいました(3h25m)。
個人差があると思いますが、ケトン体生成には時間がかかりそうですね…。

小谷より:フルマラソンお疲れさまでした。体の適応はゆっくり進みますから焦らずに継続しましょう。
空腹ロングの体感が改善したら(より長く走れる、同じ練習をしたとき前より楽に感じる)それは実力がついている証拠です。
フルのレースではペース配分が速すぎてもガス欠につながりやすくなります。
実力ぎりぎりのラインでコントロールするのは難しいですよね。

Cさんの声

受講後に新しくはじめた取り組み

サプリを使い、空腹ウォーキング60分から始めて空腹ランを2時間40分(25㎞)まで伸ばせるようになってきました
距離で設定するとペースが上がってきてしまいそうで、時間で考えるほうが自分には合っていると思い実践しています。
ラン後の栄養補給も気にして摂るようになりました。

どんな変化を感じていますか?

今まで糖質への依存が大きかったので少し不安でしたが、予想していたより空腹ランは楽に走れています。

自由記述(質問や感想など)

ランニングを始めてから中性脂肪値が年々下がってきて、今年はついに基準値の下限を下回って22になりました。(健康状態には問題ありません)

対して体脂肪率は10年かかって20%→18%とあまり下がっていません。
これから先、脂肪の利用を促進するトレーニングを進めていくとどうなるでしょう?
中性脂肪値は下げ止まりになり体脂肪を分解してくれるようになるでしょうか?

小谷より:中性脂肪はあくまで血液中に含まれる脂肪の量なので、その量をコントロールする体の機能との関係もあります。
なので脂肪燃焼を促すトレーニングで減少するとも限りません(特にもともとランニングをしている人の場合)。

体脂肪については利用しやすくなるため下がりやすくはなります。
体脂肪で走る→糖質が減りにくい→空腹感が軽減され食事量が減る(走ったわりにお腹が空かない)→やせる
という流れです。

よって、食べすぎてはそこまで変化は起こりにくいです。
体脂肪率は運動も大事ですが食事との相関の方が強いとお考えください。

Dさんの声

受講後に新しくはじめた取り組み

空腹ランニングを少し行ってみました。
まだ空腹限界ランニングには挑戦していませんが、現在マックスで20キロです。

フルマラソンレース本番で、初めてCAEを使用してみた。

どんな変化を感じていますか?

空腹ランはまだ始めたばかりなのでわからないのですが、先日の空腹ラン中の補給でのインシュリンショックによる虚脱感があったため、まだ人体実験状態です。
小谷より:一般的には運動中はインスリンが抑制されるためインスリンショックは起きにくいと考えられています。
ただ、このように個人差があるものなのかもしれません。
補給の量を減らしたり糖質の種類を吸収が緩やかなものに変えるとリスクを軽減できるでしょう。

*空腹ランニングは基本はエネルギー補給なしで走る練習です。
Dさんはお考えあって補給をされたのかと思いますが、みなさんはエネルギー補給無しということを思い出してください。

CAEを初めてフルマラソンで利用してみました。
起床時に4粒、1レース中に4粒を2回に分けて飲んでみました。
35キロ地点まで補給食をスムーズに食べることができました
その後、ゴールまでは胃痛や下痢などもなく順調でした!
(でもさすがに胃腸の疲れか、食欲は出ませんでした。)

上手くいっている人の特徴

現時点でポジティブな変化を感じている人たちは下記のような傾向があるようです。

  • メリハリをつけて頑張るところは頑張る。ただし、単にストイックに追い込むだけのことはしない。
  • 練習の目的を理解して、正しい方法で行う。
    (例えばよくある失敗が空腹ランニングで速く走り過ぎることです。
    速い=効果が高いというわけではなかったことを思い出しましょう)
  • マンネリ化を避け、漸進性の原則に従って徐々に負荷を高める。
    (負荷の高め方がスピードではなく距離を伸ばす方向の練習が多かったことを思い出しましょう)

人の体は徐々に適応するものなので、現時点で目覚ましい変化を遂げられなくても心配はいりません(特にランニング経歴が長い人)。
目先の結果に一喜一憂せずに「自分で練習をコントロールしてる感」「正しいプロセスを選んでいる感」を意識しながら継続していきましょう。

2021年3月19日

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