食事・サプリ・栄養学

ガラナのカフェインがゆっくり長く効く理由

2021年2月19日

Catalyst Natural Caffeine(CNC)はガラナをギュッと濃縮してカプセルに詰めたサプリメントです。

カフェイン入りのサプリを作ろうとした場合、他にもコーヒーを使ったり無水カフェインという人工的に作ったものを使うこともできます。

無水カフェインは安価でドラッグストアのカフェイン錠などではこれが使われています。
逆にガラナ抽出物はかなり高価です。

単純にカフェイン量の単価でいうと、カフェイン錠が安くてCNCがかなり高いと計算して気づかれた方もいらっしゃることでしょう。

私がガラナにこだわったのは
「大会やポイント練習でランナーのパフォーマンスを最大限に引き出す」
という目的で考えたとき、ガラナのカフェインの方が良いと仮説を持っていたからです。

一般的にガラナは他のカフェインと比べてゆっくり長く効くとされています。

その理由としては2つの説があります。

1つはガラナのカフェインであるガラニンに特徴があるというもの。
そもそもカフェインというのは総称であり、カフェインの中にもいろいろな種類があります。
(これはビタミンEのような他の栄養素でもそうです)

ガラニンのおそらく構造的な特徴が作用をゆっくり長くさせているのではないかという見方です。

もう1つの理由は成分の相互作用によるというもの。

ガラナにはカフェインだけでなく、タンニンやサポニンなどの他の物質も含有されています。
メディカルハーブの知見によるとこの両成分の相乗効果が、「低刺激で持続性がある」というガラナの特徴につながっているのではないかと考えられています。

また、あるスポーツサプリ開発をされている方のお話によると
「(エビデンスが不十分なので個人的に信じている仮説の1つというレベルですが)無水カフェインはカフェインショックを起こしやすいかもしれない」
とのこと。

カフェインショックはカフェインの効果が切れるときに一気にだるさを感じてパフォーマンスが低下してしまうというもの。

その開発者の方は「スポーツで使うサプリとしてその可能性がある無水カフェインは使いたくない」と考えて天然のカフェイン(コーヒー由来)を使用されているそうです。

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