ちょっと前になりますが「マッサージクリーム(オイル・ローションなど含む)」に関するアンケートを実施しました。
ご協力いただいた皆様、ありがとうございました。
回答となる今回の記事の投稿が遅くなってしまいすいませんでした。
アンケートの結果だけでなく、私自身でもいくつかの商品を使って自分の体でも検証してから最終的な提案がしたいと思っていたため時間がかかってしまいました。
私のマッサージの使い方
まず私なりの現状での結論=「私自身がランナーとしてマッサージクリームをどう使うのか」はこのような方針にしようかと。
- 目的:筋肉のコリ(過緊張)をゆるめて故障予防や疲労感の緩和
- 商品:ファイテンのメタックス
- 頻度:週1-2回(強度の高い練習後は特に優先的に)
- 使い方:足の裏、ふくらはぎ、太ももに塗りながらマッサージをする
メタックスを使ってマッサージをすると、普通より翌日の脚の軽さを感じることが多いです。
体感としてはミネクルも良いなと思いましたが、コスパなど総合的に判断すると個人的にはメタックスに軍配が上がるかなと。
クリームを使う目的の設定が大切
アンケートをみて感じたのは「マッサージクリームに何を期待して使うのか?」という視点が大切ということです。
筋肉のコリをとる、疲労感を減らすという方は正しく(後述)クリームを使えばある程度効果が望めると思います。
しかし「現状すでに発生している痛みを感じなくする」という目的では効果を感じない人の割合が高いようでした。
(現状の痛みに関しては痛み止め成分の入った医薬品のクリーム(バンテリンなど)が最も評価が高かったです)
今の痛みを消したいならスポーツ系のクリームより医薬品だと思います。
ただ、根本的な解決にはなっていないので、故障の原因をなくすためには別の方法が必要かと。
それがエクササイズやストレッチであったり、スポーツ系クリームで筋肉のケアをすることだと私は考えました。
"塗るだけ"で効果は期待しない
「正しい使い方をすればある程度の効果が望めるのでは」と書きました。
どういう意味かというと
「塗るだけで効果は期待しない方が良いかも」
「クリームを塗りながら自分でよくマッサージしましょう」
ということです。
これはアンケートの結果からわかったことです。
クリームに効果を感じるという人の割合は「塗るだけでなく、自分の手間暇をかけてマッサージするように使った人たち」で高くなります。
なので、ご利用の方は投資を最大に活かすためにも「自分でマッサージするように使う」ことを忘れないでください。
(青字 仮説段階ですがご参考に)
もしあなたが"塗るだけ"で筋肉の緊張感を抜くのがお望みなら、スポーツバルムのグリーン3は試してみる価値はあるかもしれません。
これは塗り込むだけで筋肉の温度が上がるのがわかります。
(私は最初は「熱すぎる」と感じたくらいでしたから、注意して使った方が良いかもしれません。)
これを塗ると血行が良くなるのか、翌朝筋肉がリラックスしていると個人的には思います。
クリーム自体の効果(滑りやすくなれば良い?)
各社のクリームはそれぞれ成分が異なります。
ある方のご意見で「高価なクリームでなくても、ボディソープで滑りやすい状態でマッサージしたら一緒だった」という声がありました。
私自身も成分自体でどれくらい違いがでるのかはまだ明言でないところです。
「クリームを買うまでではないけど」という方ならお風呂で体を洗う時についでにマッサージする習慣をもつというのは良いと思います。
これなら気楽にできますし、私も通常の状態よりは滑りが良いときの方がやりやすいと感じます。
クリームを買うと体のケアを意識するようになる
これは心理的な効果ですが、クリームを買うだけで日常の体のケアへの意識は高まります。
「行動を変えるためにクリームを買うなんて...」と考えるかたもいらっしゃると思いますが、私は個人的にはアリだと感じます。
体のケアは痛みがでる前の健康なときからした方が良いです。
しかし、健康なときは他のやりたいことに心を奪われて予防のために時間を割くのが難しいもの。
クリームを買って行動を変えられるのであれば、それだけでも十分なメリットではないかと私は思いました。
クリームでは対処できない疲労も
疲労には様々な種類があります。
例えば疲れの原因が睡眠不足なのに、それをマッサージでどうにかしようとしてもあまり効率的ではないでしょう。
(リラックスして安眠効果はあるかもしれませんが)
下の一覧は私なりの疲れの分類です。
分類 | 説明・対策 |
睡眠不足 | 寝る、寝具などの環境改善、生活リズムの調整など |
栄養不足 | 不足している栄養を摂取する。 特にエネルギー(糖質)、ビタミン・ミネラル、タンパク質のどれかの不足で疲労感を感じることが多い気がする。 |
精神的疲労 | ストレスの原因を解決する。 読書で自分の見方を変えたり、単純に娯楽でストレスを発散するなど。 運動も一般的に効果的だが、ランナーなら特に筋トレ(普段使わない上半身メイン)は良い気がする。 |
筋肉の張り (過緊張) |
マッサージ、ストレッチ、鍼灸、骨格調整、筋バランスを整えるエクササイズなど |
内臓疲労 | 過食、夜食を辞める。消化の良い食べ物。良く噛んで食べる。 *消化サポートサプリのCAEはこれに該当 腸内環境の改善もここに分類して良いかも。 |
活性酸素 | 日焼け止め、抗酸化物質の摂取 *個人的には日焼けのダメージは感じるが、活性酸素過多の疲労感というのはあまり実感したことがない |
マッサージで効果があるのは「筋肉の張り、過緊張」からくる疲労感だと思います。
「疲れには色々あるのだから、マッサージをしてもダメなら固執しすぎずに別の原因も考えよう」という姿勢をお忘れなく。
まとめ
- 「今ある痛みを感じなくする」のではなく「疲労緩和や故障の予防」として使う
- "塗るだけ"ではなく、自分でマッサージしながら使う
- クリームがあるとケアへの意識が高まって行動が変わるという心理的なメリットも
関連情報
私がメタックスを使って体のケアについての考えを紹介している動画です。