今日は最近の私の個人的なランニングに関して書きたいと思います。
メルマガ(Holos通信)の方ではときどき書いていたのですが、今私には大きな目標があります。
40歳(2028年8月25日)までに24時間走で300kmの記録を出す
この目標に向けて日々トレーニングをしています。
今日の時点で24時間走300kmを超えたことがあるのは人類で2名のみ。
24時間走と私のことを知っている人なら「さすがにそれは無理じゃない?」と真っ先に思うであろうくらい高い目標です。
困難だが達成可能と思える高い目標を
目標設定の分野でよく言われることとして
(本人が「頑張れば実現できる」と思える範囲の中で)高い目標を設定することで最高のパフォーマンスを発揮できる
という説があります。
はなから無理と思うような非現実的な目標ではダメですし、かといって簡単すぎる目標ではその程度までしか頑張ることができません。
私にとって40歳までに300kmというのは「かなりハードだが実現できる見込みが全くないわけではない」という感覚(楽観思考に定評ありの男)。
自分で決めた高い目標は、簡単な目標よりもやりがいがあり、自信・誇らしさ・自尊心を与えてくれると私は経験的に信じています。(そして心理学的にもそれを支持する実験データが多くあります)
結果がどうなるかはさておき、気持ちが高鳴るような目標があれば毎日をより良い感情で過ごすことができます。
実際にこのプロジェクトを開始した4/18から、毎日の練習に積極的に取り組むことができ、走ることが楽しくなりました(もちろん練習自体は苦しいこともありますが)。
「自分はこんな生き方をしたかったんだ!」そんな風に日々を感じられることも増えてきました。
この目標を立てたきっかけ
この大きな目標を決め、計画を立てて実行していくには精神的なエネルギーが必要だったと思います。
「いつの間に自分はこんなにモチベーションが上がっていたのだろう?」と振り返ってみたのですが、これという大きなきっかけが1つあったわけではなく、複数の経験から生じた感情や環境的な変化が重なって、全体として引き金になったようです。
- 1歳の娘が保育園に入れたことで家庭として時間的・精神的なゆとりができたこと
- 仕事が楽しく充実した日が多かった(新商品の開発は楽しく、更に試作品テストで良い結果が出せた)
- 国内のマラソン大会が無事に開催される流れが出てきたこと。出たい大会が開催されたこと。
- 友人との会話の中で「自分はまだ本気でマラソンをやりきっていない」という意識があることに気づいたこと
- 夢を持つことや努力することの素晴らしさを伝える、心を燃えさせるような良書と何冊か出会ったこと
など。
思うに、家庭・仕事・心身の健康とすべてのバランスが良くなった状態がある程度の期間キープされることで、夢に向かう精神的なエネルギーが蓄えられていったのだと思います。
6年間のスピードの成長を描く
ゴール地点を決めたら、次はそこまでどのような道で進んでいくかのイメージを持つことが必要です。
最初に考えたのは
「24時間走で300km達成のために必要なスピードをどれくらいの成長速度で鍛えていかなくてはいけないのか?」
ということでした。
私の推測では、おそらくハーフマラソンで1:06:40くらいの記録は必要になると思います。
そして、6年後にその記録が出せるとしたら、6年間でどのように推移させられれば良いかをシミュレーションしてみました。
私のとりあえずで考えた推移はこうでした。
2022年 1月 1:21:17(袖ヶ浦ハーフの実績)
2023年 1月 1:17:02
2024年 1月 1:13:53
2025年 1月 1:11:56
2026年 1月 1:10:05
2027年 1月 1:08:21
2028年 1月 1:07:00
ちなみに私の自己ベストは大学4年生のときに出した1:14:27です。
もちろん、上記の通りに都合よく記録が伸びていく保証はありませんし、実際に厳しい練習をして私より速く走られている方からしたら「そんなに甘くないよ」と思われてしまうかもしれません。
ただ、このシミュレーションをして心から分かったことは
「6年間スピードの向上に真剣に取り組み続けなくてはいけないし、1日たりとも練習をサボったりして成長機会を無駄にする余裕はない」
ということでした。
この感覚を心からもてるようになっただけでも、6年間をシミュレーションした価値はあったと思います。
中間目標
目標達成のためには「スピード強化まったなし」なことは上記のシミュレーションからわかったので、次にもっと短いスパンでの中間目標を定めることにしました。
まずは今年のハーフマラソンですが下記のエントリーを検討中です。
11/13 坂東市将門ハーフマラソン
12/4 いすみ健康マラソン
今からスピード練習を継続してどこまで記録が伸ばせるかはわかりませんが、できれば1:17:30くらいまで記録を伸ばせたら良いなと思っています。
また、スピード強化をしつつウルトラマラソン向けの練習をしたりレースを実際に走ることも大切です。
12月のハーフ以降はウルトラ向けの距離練習も月1回くらいは入れて、来年の5月には(今年の5月に開催された)スポーツエイドジャパンさんの弘前24時間走に出て、24時間走の感覚を取り戻したいと考えています(理想的には262kmを超えたい)。
練習面での目標は「週間トレーニング時間が840分でも故障なく安定して継続できるようになること」を掲げています。
そのために今は週2回の頻度でS&C(ストレングス&コンディショニング)としてジムで筋トレやTRXを使ったファンクショナルトレーニングを実施しています。
また肉体面の強化だけでなく、応援してくれている家族とのコミュニケーションや時間管理の改善なども安定して週840分を捻出し続けるためには必要です。
1年以内で考えている目標
- 11,12月のハーフマラソンで1:17:30の達成
- 2023年5月 24時間走で262km
- 週840分トレーニングの安定化
以上、最近の私の個人的なランニングについてでした。
5月から自分にプレッシャーをかけるためにFacebookの方で練習内容をアップしていました。
今後はブログの方でもときどき個人的なランニングからの学びなど報告していきたいと思います。
ps
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