臺北超級馬拉松という台湾のウルトラマラソンに出場してきます。
2/10の14時にスタート。
1周675mのコースを24時間ぐるぐる走ります。
ちなみにこの大会はなんと48時間走の部もあります。(日本からも14人が出場予定)
48時間走の人たちは私がスタートする1日前からぐるぐる走り始めているのです。
凄いですよね。
台湾の24時間走というと、私にはとても思い出深いことがあります。
2014年にも台湾の24時間走に出場しました。
この時、ある事件が起きました。
レース用に準備していたBCAAなどのアミノ酸サプリをごっそり家に忘れてきてしまったのです。
(帰国したら玄関でサプリの山が出迎えてくれました)
「やってしまった!」と最初は思いました。
当時私は1時間毎に〇〇のアミノ酸を××グラム摂取すると計画していたほどのアミノ酸信者でしたから。
しかし、幸か不幸か直前に風邪を長引かせて調子も悪かったことから
「今回は仕方ない。記録は気にせず走ろう。」
と気を取り直すことができました。
そして、大会ではそれまで多用していたアミノ酸サプリなしで走りました。
結果は234km。その日の調子を考えたら想像以上の結果でした。
アミノ酸なしでも普通に走ることができたのです。
この日を境に私の「アミノ酸の魔法」は解けてしまいます。
逆に練習不足の脚を最後までもたせてくれたのが糖質の補給でした。
「人を動かすのはアミノ酸ではなく糖質」と当時の日記に書いていますが、補給に関する考え方が大きく変わりました。
さて、今回の大会でも新しい気付きが得られるような実験をする予定です。
- 糖質の補給量を従来の25%くらいまで減らします
- 脂肪を摂取したら元気が出るのか確かめます
糖質の量を減らすのは、糖質制限によって糖質の消費量が減ったと考えられるからです。
糖質を摂取するとエネルギーは補給できますが次のようなデメリットもあります。
- 内臓に負担がかかる
- 脂肪より糖質をエネルギーとして使用しやすくなる
脂肪の燃焼を阻害しない範囲で最小限の糖質補給を試みたらどうなるのか検証してきます。
また今回は脂肪を意識的に摂取する時間を設けようと思います。
中鎖脂肪酸は速やかに吸収されてエネルギーになりやすいという特徴があります。
さらに脳のエネルギーとして使えるケトン体を作りやすいこともわかっています。
*ケトン体についてはこちら
ウルトラマラソンで脳がやられた時にブドウ糖を摂取して元気になるケースがあります。
同様に中鎖脂肪酸でケトン体がどんどん出たら脳が元気になるのか、気になるところです。
今回は一体どんな発見があるのでしょうか。
↓今回持って行くアイテムをいくつか紹介します。
MCTオイル=中鎖脂肪酸です。
エネルギーになりやすく、ケトン体が作られやすいというものです。
トレイルバターという商品。
脂肪がメインという珍しい補給食です。
レース中だけでなく、大会前日の食事としても糖質制限をしている私には重宝します。
電解質とビタミン補給は欠かせません。
レース中のわずかな糖質補給はこちらのナチュラルエナジーバーを使用予定。
最近はこういう自然な食べ物が好きです。
15ヶ月ぶりの大会を存分に楽しんでこようと思います♪