辛い時間帯に思い出したい励みになる言葉

辛い時間帯に思い出したい励みになる言葉

6日間走まであと16日。
大会のFacebookページでエイドや提供される食事が公開されました。

Food menu for the 6D/48h/24h
Thank you to Terri Durbin and Tiffany Kravec for their assistance.
We have some excellent…

Six Days in the Domeさんの投稿 2019年8月7日水曜日

ハンバーガー、パスタ、フレンチトースト、、、
私は普段は糖質制限していて、基本的にレース中とその翌日くらいしか主食系を食べません。
なので6日間走は貴重な糖質解禁日です。
考え方によってはグルメRUNです。

今の私は糖質制限を継続することはそれほどキツいとは感じていません。
しかし、時々は誘惑を感じて、自制心を要することがあります。

みなさんも自制心が必要となる場面には日々直面していると思います。
暑い中練習に出かける、レースの終盤に持ちこたえる、気の進まない仕事、、、

こういうときに誘惑に負けずに乗り越えるにはどうしたら良いのでしょうか?

デールカーネギーの『道は開ける』は悩みの解決方法を紹介した名著です。
その中にヒントとなる教訓が書かれています。

『自分一人だけが苦しい思いをしていると考えたら辛くなってしまう。
逆に「他の人も辛いんだ」と思えれば気は楽になる。』

例えば私がよくこの言葉の力を実感するのは24時間走の深夜のキツい時間帯です。
180km近く走り続けて疲労困憊。
爪は剥がれて、皮膚は擦れてただれて、気持ち悪く吐き気がして、インフルエンザにかかったような熱感がある。
一刻も早く解放されたいというのに、残り時間はまだ6時間近く残っている。

こんな状況で力をくれるのは一緒に苦しんでいるランナーです。
何時間も前から脚を引きずって歩いている人、吐いてうずくまっている人、蛇行してコース脇の茂みに突っ込んでいる人、、、

彼らをみると
「あぁ、苦しいのは自分だけじゃないんだ」
「彼らがまだ辞めていないのだから、自分だってまだいけるはずだ」
とちょっとの拍子で切れそうな緊張の糸をなんとかつなぐことができます。

実際はストレスにさらされ続けたレース終盤でこの教訓を思い出すのは難しいです。
こんなことを書きながら、私自身も何度も負けてしまうことがありました。
実際にキツい場面でポジティブに希望を見いだすのはとても大変です。
ただ、この教訓に救われることもあるので、何度も思い出すクセをつけておくことは役立つと思います。

先日、知人のJoe Fejesという方がFacebookで私の感情をグッとつかんだ投稿をしていました。
彼はアメリカの6日間走記録保持者で2014~2016年の世界ランキング1位のランナーです。
今度私が出場する6日間走のオーガナイザーであり、選手としても出場します。

彼はこう語っていました(小谷意訳)。

大会のために厳しい食事管理をして体重を落とさないといけない。
計画的に練習量を増やし、最後は調整しないといけない。
日々犠牲にしていることも多く、全然楽しくない。

こんなときはMike Morton(2012年24時間走世界大会優勝)の言葉を思い出す。
彼の素晴らしいレースに「なんでそんな走りができるんだい?」と尋ねたら、Mikeはこう答えた。
「僕が人知れず流している涙を見ればわかるよ」

Mikeの言葉のおかげで最近の過酷な日々を耐えていける。
6日間走でベストを尽くしたいなら、それは決して楽ではない。
僕はベストを尽くすと決めているよ。

他の参加者のみんなも幸運を祈るよ。
戦いの日はもうすぐだ。

彼の投稿を読み、私もまた身の引き締まる思いがしました。