新型コロナ禍でのランニング

こんにちは、ランニングショップHolosの川尻です。

こちらの記事では新型コロナ禍におけるランニングに関する情報をまとめていきます。
*重要な状況変化があり次第更新していくよう心がけますが、みなさまにおかれましてもニュースで最新の動向をご確認ください

そもそもランニングはしても大丈夫なの?

厚生労働省の発表では新型コロナが流行しはじめた頃から現在(5/24)まで三密(密閉、密集、密接)を回避できるランニングが禁止されたことはありません。
なので、一人でランニングをする分には問題はないでしょう。

ただし、人が密集する地帯を通過する場合や少人数でランニングをする際には感染予防のためにいくつか注意をする点があります。

ランニングの実施で注意することは?

ランニングが禁止されていないとはいえ、感染リスクがゼロというわけではありません。
自分が感染したり、感染を広めてしまうことがないようにどのようなことに配慮したら良いのでしょうか?

まずは人が少ない場所・時間帯を選ぶことが優先

アメリカの大手ランニングメディア『RUNNER’S WORLD』の『How to Run Alone Safely During the Coronavirus Outbreak(小谷訳:コロナ禍で安全に一人で走る方法)』という記事に専門家の意見があります。

こちらの記事では屋外での一人でのランニングは現状のデータから察するに安全であろうという回答をしています。
また、「やむを得ず人通りがある箇所を通過するときはマスクなどの着用を推奨する」とあるように、あくまで人が少ないコース・時間帯を選ぶことがまず優先することと考えられます。

『マスクの目的は他者を守ることであり、その目的を達成する最善の方法は一人で走り、他者を避けることである』ともあります。
「マスクがあるから安全」と考えて人通りの多いところを走らないよう注意しようと思います。

一人で走っている時のマスクの着用について

同記事では他の人と出会わないようなコースで一人で走っている場合はマスクは不要であろうとコメントしています。
また、マスクをつけると走っている最中にズレたりして顔を触ってしまう回数が増えるリスクがあることには注意が必要かと思いました。

ランニング前後のリスクに注意

ランニングポータルサイト『ウルトラランナーへの道』の
『外出自粛でもランニングは可能。ただ感染しない・させない配慮が必要。(短縮版)』
という投稿にランニング中の感染リスクの例が列挙されていました。

走るまでに使用する公共交通機関、ロッカーなどの使用、仲間とのおしゃべりや声掛け…など
ランニングの前後にもウイルスに接触してしまうリスクがあることを紹介しています。

この記事は「実際にランニングをするとして、どんな行動に気を付けると良いか?」ということが詳しくまとめられていますのでご参考にどうぞ。

基本的には自宅スタートでその周辺をコンビニなどによらず人を避けながら走れればリスクは抑えられると思います。

手洗いはランニング前にも

こちらはランニング学会の『外出自粛要請時のランニング愛好者の皆様へのお願い』から引用。
ランニング中は無意識に手で顔を触りやすいので、走る前にも手を洗った方が良いという考えです。
汗をぬぐったり、メガネやマスクの位置を直したりと注意が必要です。

少人数でのランニングは?

厚生労働省の発表の『人との接触を8割減らす、10のポイント』を見ると、「ジョギングは少人数で」とあります。
なので政府の現状の判断としては少人数(何名までか不明ですが)でのランニングが禁止されているわけではありません。

ただし、禁止ではないとはいえ、やはり単独で走るよりはリスクが高まりますので注意が必要です。
上記のランニング学会の発表の関連部分を引用します。

今は、仲間と集まって一緒に走ったりすることはやめましょう。
走る前後の準備運動や着替えの際にも仲間で集まらず、走る時にも、何人かで固まって走るのではなく、二人程度(出来れば一人)で走ることが密集状態を避けることになります。運動不足になりがちな家族や知人を誘って走る場合も少人数を心掛けましょう。

走っている最中だけでなく、ランニングの前後の時間にも気を付けましょう。

人とすれ違うときは距離をとって呼吸を落ち着けて

またSNS上ではこのような意見もありました。

「自分が歩いている時に息遣いの荒いランナーが近くを通ると不安になる」

厚生労働省の発表にもありましたが、適切な距離を保った個人でのランニングは感染リスクが低いと言われています。
ただ上記のようにランナーに不安をもつ方がいるのも事実です。

そもそも人が多い場所を避けて走るのが一番ですが、どうしても歩行者とすれ違い・通過をする場面は出てくるでしょう。
「呼吸が乱れないペースで走る」
「できるだけ距離をとるように気を配る」
ように心がけると良いでしょう。

人との間隔が2mとれないですれちがうリスクのあるコースを走る場合はマスクやBuffを持参しておくと良いでしょう。
(歩行者と十分距離がとれればマスクは必要ないでしょう)

ランナー間のソーシャルディスタンスは10m?

ランナーのソーシャルディスタンスは10mが必要ではないかという記事が話題になっていました。
こちらの問題については下記の記事で小谷さんが解説をしていますが、信頼性には乏しいのではないかとのことです。

ランニングのソーシャルディスタンスは10m?

公的機関の発表をみても「ランニング時は10m離れて」というメッセージは見受けられません。

マスクをして走ると心肺機能は鍛えられますか?

そのような結果を示した確証性の高いデータはみたことがありません(私が知らないだけかもしれませんが)。
仮にその効果が確からしいことが明らかな場合はトップアスリートの多くが実施しているはずですが、そのような事例も聞いたことがありません。
マスクはトレーニングというよりエチケットとしてご利用ください。

マスクでの熱中症に注意

スポーツ庁の『新型コロナウイルス感染対策 スポーツ・運動の留意点と、運動事例について』という記事から引用です。

マスクを着用したまま運動・スポーツをすると、水分補給を忘れたり、体温が下がりにくいことがありますので注意し
てください。
また、マスクをしていつも通りの運動・スポーツをすると、運動強度が上がることがありますので、速度を落とすなど調整をしてください。
息苦しさを感じた時はすぐに外すことや休憩を取る等、無理をしないでください。

これから暑くなる日も増えてくると思います。
暑熱順化(暑さに慣れる)には2週間くらいかかります。
体調が悪いと体温調整の機能も低下します。

「ゆっくり体を慣らしていくつもりで」
「体調が悪い日は特に無理をしないで」
熱中症に十分注意して走りましょう。
(もちろん、ベストはマスク不要な環境で走れることですが)