マラソンを知的に楽しむ

マラソンを知的に楽しむ

先日はウルトラマラソンクラスのお客様とのカウンセリングがありました。既に100kmを8時間台で完走されているウルトラランナーの中でも実力者の方です。やはりこのレベルの方ともなると、マラソンについてしっかりと勉強されていて知的にマラソンを楽しんでいらっしゃるという印象を受けます。書籍などでトレーニングについて勉強して自分のメニューに取り入れたり、有名な選手の走り方を観察・分析したりされているとのこと。

このように熱中して取り組むことができればきっと大会までのプロセスもより楽しくなると私は思います。私たち市民ランナーは大会の記録よりもランニングを通じてどれだけワクワクした日々を送れるかの方が重要だと思います。なので私も(お客様が何を望んでいるかが大前提ではありますが、)「こうするのが良い」と言い切るよりは色々な視点を提示して一緒に考えていくというスタンスも大事にしていきたいと思っています。

今回のポイントの1つだったのが機会費用という考え方です。練習メニューを考える時はこの機会費用も考慮した上で最適な選択をする必要があります。機会費用を考慮するとは「別の選択肢を選んだとしたら得られたであろう利益」を考えるということです。例えば、練習後に毎回30分マッサージをする習慣があったとします。マッサージをするorしないで言えば、した方が良いでしょう。ただ、「マッサージに使っていた時間を体幹トレーニングに使ったらもっと効果的じゃない?」というような問いにもYESと答えられなければ、マッサージをすることが合理的であるとは言えません。

私たちは多くの場面でこの機会費用を無視して物事を選択してしまいがちです。レース中に飲むアミノ酸は飲むor飲まないだったら飲んだ方が良さそうです。でも、そのアミノ酸はそれを飲むために食べ損ねたバナナの1切れよりも摂取すべきだったのでしょうか? 日々のトレーニングや使用するサプリメントもそのように考えていくことで改善の余地があるかもしれません。

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