ランニングエコノミー改善法|表情と動作の効率性の関係

ランニングエコノミー改善法|表情と動作の効率性の関係

Smiling Makes You a More Efficient Runner(笑顔でランニングの効率アップ)」と題された面白い記事があります。

こちらの記事によると走っている時に笑顔をつくることでランニングエコノミーが改善する可能性があるとのことです。
ランニングエコノミーとは直感的にいうと走る時の効率性です。
正確にいうと「あるペースで走っている時にどれだけの酸素を消費するか」です。
酸素の消費が少ないほど効率的に走っていることになります。

例えば次の2つの方法で時速10キロで走ってみてください。

  • いつも通りに走る
  • 犬のように4足歩行で走る

後者の方が息がゼイゼイしますよね。
これは後者の方が酸素を多く消費しているということ。
つまり、人は4足歩行より2足歩行の方が効率的に走れる(ランニングエコノミーが高い)ということです。

紹介した記事にある実験によると数週間から数か月のプライオメトリクスや筋トレに匹敵するほどのランニングエコノミーの向上が観察されたとのこと。
これは本当だとしたら無視できないほどの大きさです。
*プライオメトリクスや筋トレは体のバネが改善したり、筋肉の固さが変わってランニングエコノミーが向上することが知られています

何で笑顔がランニングエコノミーを改善するのか?
記事によると笑顔によってリラックスができ筋肉の緊張がほぐれるからではないかと解釈しています。

私の見解はというと、笑顔がランニングエコノミーまで改善するとは想像したことはありませんが、笑顔の有効性は信じています。

笑顔を作ると楽になる。
これは厳しいレースでいつも強く実感しています。
なので、24時間走を走る時はできるだけ意識して笑顔をつくる時間帯を設けています。

私はあまり人前でスマイルするのが得意ではないので人がいないところでやります。
時々気づかないところで見られていて「小谷君って時々ニヤニヤしてるよね」と言われます。

私の尊敬するランナーの工藤真実選手(24時間走女子の元世界記録保持者)はレース中にいつも笑顔で楽しそうに走り、観客の応援にはほぼ必ず笑顔で応えています。
その振る舞いが観客を更に盛り上げて彼女への応援が更にヒートアップ。
ますます良い好循環になっていきます。
(伝説的な24時間走ランナーの関家良一選手も自ら観客に働きかけてレース会場を自分のものにする技術に秀でています)

工藤選手や他の強い友人ランナーをみても笑顔がランニングにプラスの影響を与えるというのは私も強く納得しています。

ただ、実践においては苦しい場面で笑顔を作ることは大変です。
笑顔の効果を頭で知って、心で納得して、体で実践するのが大切です。
みなさんも是非試してみてください。